「のうぜんかずら」の話をしていて、一番有名な本家本元の
一般的(和風)ノウゼンカズラを出していませんでしたね。
我が家にもあるのです。
「夫はガーデニングの天才だ!」と思うのは、
私の「あれも欲しい、これも欲しい」という強欲な願いを
狭い敷地の中に工夫して植えてくれるからです。
栃木(夫の郷里)の農家の広々した家屋敷では良く見かけるこの花を
東京の狭い敷地の中に咲かせたい」というのですから、
無理難題に近いものです。
でも、隣地との境界線ギリギリに、道路にはみ出して
毎年咲いてくれます。
小さな苗を買ってきて、徐々に大きくなったはイイものの、
毎年梅雨ころにビッシリついた蕾が7割がた、蕾のまま落下……
10数年目にして、今年初めて、あまり落下せず、
綺麗な花をたくさん見せてくれました。
夫が言うには、「多分、根にたくさんの水が必要な植物なのに、
今までは塀のコンクリート土台のために
根が良く張れていなかったのだろう。」
夫の実家は農家ですから、「植物や農作物には肥料が必要だ」とか、
日照、土壌、諸条件のことを考えるのが当り前の生活なのですね。
私は本で読んだ知識だけで、釈迦力にやってしまうので、
失敗は日常茶飯事です。
今、IT関連の資本家が農業分野に<科学的農業の導入>とやらで、
大掛かりなハウス栽培や清浄野菜作りに参入しているようです。
それはそれで意義あることなのでしょうが、
自然の中の農業の本質は何処へ行くのでしょうか?