
昨夜は月に1回の映画鑑賞会。
「たまにはミュージカルで、何かお薦めは?」と聞かれ、
私が推薦した古い映画(1972年)です。
私が初めて観たのは、初公開よりずっと後ですが、
大感激した1回目、もっと理解できた2回目と3回目。
そして今回の4回目。
筋立てが<劇中劇>なので、初めての人には分かり難いかも。
でも、本論の「セルバンテスの不屈の正義感」は分かるので
私にとっては「自分の人生に大きな指標を与えてくれた映画」
としてピカピカ光っている金字塔です。
セルバンテスが街中で「教会批判の寸劇」の最中捕らえられ、
監獄に入れられた後も、その中にいる罪人たちと一緒に
やれる範囲のミュージカルを上演する・・・・・・・
これこそが、コマリアミュージカルの根幹をなすもの。
私も3人の息子を育てながら往復3時間の通勤時間+労働、
家事をこなしながら「脚本で社会にモノ申す!」を継続。
囚人ならぬ、職場の秘書さんや職員、学生君たちに声をかけ、
昼休みに練習し、クリスマス音楽会で発表してきたのです。
本番が近づくと、家事はそっちのけで小物作りや楽譜準備。
多分、必死の形相だったことでしょう。
その苦労のお陰で、リタイアしてからも地域の仲間を集めて
現在の「ミュージカル研究会」を立ち上げることができました。
好きな曲に詩をつけ、皆で相談しながら脚本を練り上げる。
ミュージカルと銘打つのだから、一応バレエも習い続け、
ベルカントの発声も習い続け、同好の士を探す眼も鍛えています。
これら全てが、私にとって最高のボケ防止法になっています。