こつなぎの写真ノート

身近な自然の彩りを楽しみながら

フォトアルバム(10)、初夏の赤城山での雲海(続き)

2016-06-13 | 赤城山

地蔵岳で赤城山を囲む広大な雲海を眺めていると、学校登山のグループが登ってきた。この時点で私の山頂独り占めは終わった。しかし、グループの小学生達からの感動の歓声は私にとって印象的であった。自分が同年代であった頃の体験を思い出したからである。いくかの雲海についての質問を受けたことも、私にとっては嬉しい出来事であった。

雲海に浮かぶ榛名山や子持山など。このとき以降、私はこのような光景に出会っていない。

 


雲海と小沼、小地蔵岳、そして長七郎山(1579 m、矢印)。雲海を間近で眺めるため、私は地蔵岳から長七郎山に移動した。

長七郎山との山名は他の峰のそれらと一線を画している。名の由来ははっきりしていないが。

左奥の峰は黒檜山(最高峰)である。

地蔵岳で俯瞰的に眺めるよりも、雲海には波打ち際に立つとのような迫力が感じられる。

山頂では、トウゴクミツバツツジやヤマツツジが花の盛りとなっていた。これらのツツジの入れて雲海の光景を撮りたかったが。

 

ところで、この年はは6月に入ってから、ミツバツツジやシロヤシオの花が見頃になった。

 

 

 

 

 

今年は、赤城山で広々とした雲海に出会えるだろうか。とくに、紅葉の時季においてである。

撮影、2012年6月中旬、午前と午後

 


花点描、サラサドウダンとベニサラサドウダン、赤城山小沼にて

2016-06-09 | 赤城山

鐘形の花が星空の如く咲く。サラサドウダンやベニサラサドウダンの花は彩りが美しい。小沼の岸辺には、これらのツツジが自生している。

サラサドウダン(更紗満天星)はツツジ科ドウダンツツジ属の落葉性低木である。葉の縁には小さい鋸歯がある。

 

 

ベニサラサドウダン(紅更紗満天星)はサラサドウダンの変種とされている。

 

雄しべ(10本)と雌しべ


撮影、5月31日

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他の年(2011年6月)にて

 

いまだに忘れられない場面から(2011年6月)

 

 

 


小沼での夕暮れ、赤城山にて

2016-06-06 | 赤城山

 

夕日が地蔵岳の背後に向かう。


岸辺にて

 

突然、周囲を照らし出すかのように、水面が輝く

 

落日の時刻まで、自分はこの場にとどまりたかった。しかし、カーブが連続している下山路での運転が心配になり、このことを諦めた。

そして、下山し始めて間もなく、急カーブで1台の乗用車が横転し仰向けになった直後の場面に遭遇した。


5月22日17時過ぎ。

 


霧が漂う覚満淵とそこで咲く花

2016-06-04 | 赤城山

この日、私達が周回したとき、覚満淵には鳥居峠を越えた霧が流れ込んでいた。覚満淵は赤城山で唯一つの中間・高層湿原である。かつて、湿原ではあちらこちらでモウセンゴケなどが見られるほど、植生が豊かであった(数十年前)。現在は笹と低木の侵入が進行しているが、植生にはある程度そのころの面影が残っている。撮影、5月31日。

霧で覆われた湿原と黒檜山


覚満淵散策、霧が漂う方向の景色

 


 

 

湿原で出会った花

クサタチバナ(山地に生えるキョウチクトウ科の多年草、高さ 30-50 cm)の蕾と花。赤城山にはこのものの群生地がある。



午後の日差しを浴びるマイズソルソとウマノアシガタ

 

 

ムラサキサギゴケ(ハエドクソウ科サギゴケ属の多年草)

このものは田のあぜなどで見られる低地植物である。なぜ、この湿原に生えているのだろうか。それにしても、花の姿は興味深い。

 

 

レンゲツツジ

 

 

 

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 霧が漂っていないときの湿原。周辺ではズミの花が目立つ。左奥は大沼である(5月29日)。

 


花点描、今週のシロヤシオ(ゴヨウツツジ)、赤城山小沼にて

2016-06-02 | 赤城山

小沼周辺に自生しているシロヤシオ(ゴヨウツツジ)やトウゴクミツバツツジが有終の美を飾ろうとしている。 自分達を含めて岸辺を歩く人々からは、異口同音に花の美しさに対して感嘆の声が出る。

 

 


「花び らのうすしと思ふ白つつじ(高野素十)」。この句において、つつじがシロヤシオであるかどうか、私は知らない。しかし、シロヤシオの花は背景に応じてその 清楚な美しさを発揮することを、この句は如実に表現していると解釈したい。小沼での背景は水面のみならず他のツツジ、新葉、そして樹林である。


 

 


ツツジの野生種は20種類以上、園芸品種は数百種類であると聞く。赤城山の一角では、僅か周囲1キロメートルの旧火口湖の岸辺にシロヤシオ、トウゴクミツバツツジ、ヤマツツジ、レンゲツツジ、サラサドウダン、ベニサラドウダンなどが自生している。そして、これらの花が時季に応じて同時にあるいははつぎつぎと見頃になる。


撮影、5月31日


晴れていても、赤城山で出会った景色

2016-06-01 | 赤城山

赤城山は関東平野の北端で平野から迫り上がる山容となっている。平野からの吹き上がる風は山上で急激に冷やされる。そのため、晴れていても山内では霧がしばしば発生する。

東側の山腹が霧(雲海)に包まれる黒檜山(左)と駒ヶ岳(右)


北方向では武尊山を望む(中央奥)


晴れていたが、鳥居峠は濃い霧に包まれていた霧が薄くなったときに、覚満淵、大沼、そして五輪尾根)。


対岸のズミと紅一点(ツツジ)、覚満淵にて


小沼の北岸にて


小沼北岸のツツジとズミ、そして黒檜山


5月31日(午前から午後)


寸景、昨日の彩りから、赤城山にて

2016-05-30 | 赤城山

 

覚満淵(中間・高層湿原、標高 1360 m))(ズミ)、大沼、そして五輪尾根(左奥)

 

小沼(標高 1470 m、周囲 1Km)と黒檜山(山内の最高峰、標高 1828 m)


小沼にて(ヤマツツジ、トウゴクミツバツツジ、ダケカンバ)


 小沼にて(シロヤシオ)


  小沼にて(レンゲツツジ)


見晴山展望台下(ヤマツツジ、レンゲツツジ(咲き始め))

 

5月29日午後


露出補正プラスで撮ったミツバツツジとシロヤシオの花、赤城山にて

2016-05-27 | 赤城山

活きのいい蕾や花などを見つけると、これらを露出補正プラスの条件で撮ってみたくなる。肉眼ではついつい見逃してしまうような透明感、構造、質感が、ときには画像に現れるからだ。今回はトウゴクミツバツジジとシロヤシオの蕾、花、そして葉の画像をアップする。

トウゴクミツバツツジ(東国三葉躑躅)

蕾と葉の柔らかな質感、蕾の先に外皮が残っている姿


雌しべのふくらんでいる部分(子房)には線毛

 

 

シロヤシオ(五葉躑躅)

花びらでの緑色の斑点、斑点と同じく緑色を帯びている雌しべの先端(柱頭)。花びらと相俟って、これらは花の清楚感を増す。

蕾と花柄での質感と造形

 夕日を逆光としたときに、浮き出る質感と造形

 

5月22日午後、赤城山小沼とその周辺にて。

EOS  6D、EF 100 mm F2.8L(Macro)、EF 70-200 mm F4L、EF 17-40 mm F4L。RAW、現像ソフト: キヤノン DPP 4、撮影と現像でのピクチャースタイル:ニュートラル、ホワイトバランス: 太陽光、露出補正 +1 程度。

 


ミツバツツジとシロヤシオの花を眺めながらの散策、小沼から茶の木畑峠付近まで、赤城山にて

2016-05-25 | 赤城山

今週日曜日の午後、私達は小沼の西岸 → 南岸 → 茶の木畑峠 → 横引き尾根への分岐 → 茶の木畑峠 → 南岸 → 東岸の経路でトウゴクミツバツツジなどの花に目を奪われた。茶の木畑峠付近の尾根筋に出るまで、赤城山においてならではの展望は期待できないが、道沿いにトウゴクミツバツツジやシロヤシオが多く自生している。

小沼の西岸にて

日差しを浴びると、これらの花々の色彩がより美しくなる。撮影と現像ではピクチャースタイルをニュートラルに設定した。他のスタイルで彩度を上がると、花n色が濃くなり過ぎる。ともかく、今年の花は彩りが豊かである。

シロヤシオでは、まだ蕾が開いていないものが多い。限られた手持ち画像から判断すると、2014年と15年ではシロヤシオの花付きが良くなかった。しかし、今年の状態は花付きが見事であった2013年のそれを彷彿させるだろう。

 

 

 南岸からの経路にて

このスポットでは、間もなくミツバツツジとシロヤシオのコントラストがはっきりとするに違いない。


南岸から目的地に至る小道では、ツツジの花の景色が実に美しい。私達はついついツツジに気をとられながら歩いた。不用意に石車に乗って転けることだけは避けたが。

 

 歩いていると、ミツバツツジの花が必ず視界に入る。

シロヤシオに出会った地点にて。

 背景の峰は荒山である。荒山の姿に合いそうなアングルを見つけてみる。

ヤマツツジの蕾や花について、頻度はところどころで蕾や花に出会う程度であった。まあ、この日、道はミツバツツジロードであった。

 

この分岐には30-40分で着くとされている。私達の場合は約60分を要した。ここで、オトギの森にも迂回したかったが、花を撮りながらの午後遅出組にとって、欲張りは禁物。私達は茶の木畑峠に直行した。


ここから茶の木畑峠まで、荒山などを眺めつつひとのぼり。ツツジの花とシラカンバ、ダケカンバ、ミズナラによって醸し出される森の雰囲気が魅力的であった。

花の色が濃くて枝振りが良いツツジを探して。

 

この地点の標高が小沼よりも低いためであろうか、シロヤシオの開花は進んでいた。

  ここでの背景は荒山である。

 

茶の木畑峠を経てひとくだり。

横引き峰に至る道では、ミツバツツジ、シロヤシオ、そしてヤマツツジの花々が午後の日差しを浴びていた。

 眼前の彩りを眺めて、RGB(red, green, and blue、三原色の混ぜ方)を想ってみる。

 

展望が開けるスポットにて。自分達が住んでいる市街地を含めて、遠景はかなり霞んでいた。

 

さて、横引き峰まで歩こうと予定していたが、途中でタイムオーバーとなった。何時ものことながら、時間配分の悪さを反省する。ところで、道ではほとんど人に出会わなかった。帰路では、熊鈴を大きく鳴らしながら、私達は小沼に戻った。

この先でのツツジの有様は、bookmarksにリストしている、でんさんのブログ「季節を感じて♪」(ツツジの花園)をご覧いただきたい。

小沼南岸にて(帰路)


撮影、5月22日13-16時。


夕景、シロヤシオの花など、赤城山小沼にて

2016-05-23 | 赤城山

「昨日の画像から」

赤城山の小沼(この)の岸辺には、シロヤシオ(ゴヨウツツジ)、トウゴクミツバツツジ、レンゲツツジ、ヤマツツジ、ドウダンツツジなどが自生している。

小沼の南岸にて。左の山頂は地蔵岳であり、右奥の山頂は黒檜山である。

昨日午後、私達は小沼の西岸 → 南岸 → 茶の木畑峠 → 横引き尾根への分岐 → 茶の木畑峠 → 南岸 → 東岸の経路は歩いた。新緑の木陰を通る経路は真夏日での暑さとは無縁であり、トウゴクミツバツツジなどの花が美しい道となっていた。


午後4時を過ぎると、夕日は地蔵岳の方向に沈み始める。そして、ツツジの蕾や花に、日中とは異なる雰囲気と美しさが現れる。

 夕日を浴びるシロヤシオの蕾。背景(中央奥)は黒檜山である。

地蔵岳と水面を背景として。 赤城山では、水面を背景として自生のシロヤシオが撮れるのは小沼の岸辺においてのみである。

 夕日を逆光とする花と葉(五葉)

 夕日によって、花びらの透明感が強調される。花びらでの緑色の斑点や雌しべの先端の色についても同様である。

白い花が白く見えるのは、花びらに無色透明な色素が含まれているのみならず、含まれている空気の小さな泡が透過する光を乱反射するためであると言われている。シロヤシオの別名はゴヨウツツジ(五葉ツツジ)、葉も入れてと。

夕日の位置が次第に低くなる。地蔵岳山頂のアンテナ群がシルエットの単調さを幾分か拭う。

夕光を浴びて、ダケカンバの幹と枝振りが目立つ。そして、その中にトウゴクミツバツツジとシロヤシオが見え隠れする。

夕光を浴びて一際目立つ、一株のトウゴクミツバツツジ

水面の輝きを眺めていたかったが、時間切れ(無念)。

 

撮影、5月22日午後4-5時。

南岸 → 茶の木畑峠 → 横引き尾根への分岐でのツツジは次の記事で。

 


夕日で浴びて、ヤマツツジの花街道、赤城神社松並木にて

2016-05-06 | 赤城山

赤城山神社(群馬県前橋市)の参道松並木(約3キロメール)の根元には、約四千株のヤマツツジが植えられている(参道松並木を守る会の資料から)。先日、そのヤマツツジの花が夕日を浴びて輝いていた。


松波木はアカマツとクロマツで構成されている。これらの樹齢は80-400年とのことにて、大木が多い。

 

望遠レンズの絞り開放で撮った画像から。

ヤマツツジは半日陰を好むと言われている。マツとの組み合わせはツツジを活き活きとさせるのであろう。花の彩りは魅力に満ちていた。

 

 

 

撮影、5月4日17時頃、EOS 6D、EF 70-200 mm F4L、RAW、ニュートラル設定、現像ソフトDPP 4(スタンダード設定)。

 


篭山のアカヤシオと鳥居峠での展望、赤城山にて

2016-05-04 | 赤城山

赤城山、山麓の新緑、そして紺碧の背景

この時季、赤城山と山麓との対比が面白い。前者はまだ新緑で覆われていない。この日は、赤城山の上空は紺碧の空であった。赤城山の各山頂は、左から鍋割山、荒山(鋭峰)、地蔵岳、黒檜山(最高峰、ここでは僅かに山頂が見える)、そして長七郎山などである。

 鳥居峠での展望から(東方向)

鳥居峠は山内の東端にある展望台である。展望台で利平茶屋方面でのアカヤシオの群れと東側の山々を一望する。中央奥に見える山(左側が急傾斜)は、カッコソウの花が咲く鳴神山(980 m)である。

 

鳥居峠での展望から(東南方向)

市街地と新緑のエリアは自分達が住んでいる街や周辺の山々などである。


アカヤシオの花(篭山にて)

篭山は鳥居峠のそばにある小さな岩山(溶岩の集積地)であり、ここでのアカヤシオの群生密度は高い。

アカヤシオの花で飾られた篭山

篭山での彩りを覚満淵から見上げる。アカヤシオの群生とダケカンバ林との組み合わせは、赤城山ならでの風景であるかもしれない。

 

撮影、2016年5月4日午後。

 


赤城山での紅葉(その4)、紅葉と雲海、2015年10月

2015-10-24 | 赤城山

鳥居峠にて

濃い霧が去ったとき、紅葉と雲海の世界が眼前に広がっていた。ときには、雲海と上空の雲との境界が輝いた。

 

鳥居峠では関東平野からの風が吹き上がってくる。このときの眺めは雲海から峠に波が迫ってくるようであった。

 

落葉樹林の色付きでは、アカヤシオやゴヨウツツジ(シロヤシオ)など紅葉がアクセントになっている。




ちなみに、雲海がないときには(2014年10月上旬)

 

峠からの眺めは、東側に雲海、西側に覚満淵、大沼、五輪尾根(奥)、黒檜山(右)、地蔵岳(左)と対照的であった。

 

雲海は南側に広がっていた。多分、赤城山全体が雲海で囲まれたのであろう。

県道16号(小沼から赤城神社に至る)にて

 

県道沿いでの紅葉から

 

この先、県道では、ヘッドライトとフォグランプを点灯しても視界をほとんど確保できないほどの濃霧が、私達を待っていた。

撮影、10月16日午後

 


赤城山での紅葉(その3)、霧雨が降る小沼、2015年10月

2015-10-19 | 赤城山

小沼の岸辺には、ゴヨウツツジ、ドウダンツツジ、ヤマツツツジ、レンゲツツジ、ダケカンバなどが多く自生している。今年は、これらの紅葉と黄葉の色付きが濃い。ツツジの紅葉とダケカンバの幹や枝の白さとの組み合わせは、小沼での秋景に独特に雰囲気を与えている。先週後半のある日、赤城山の麓の街での会合に参加してから、私達は霧雨で霞む赤城山に向かった。山の天候が少しは好転することを期待してであった。

霧雨が降る小沼

 

山の常のことにて、小沼を覆う霧雨の様子は変幻自在であった。

 

 

 

私達の願いは湖面を覆う霧がほどよく去ることであった。

霧の晴れ間に現れた彩りと映り込みから


湖面の東側にはツツジが多い。


今春は小沼周辺でのツツジの花付きが良くなかった。しかし、紅葉の色付きは美しい。

 

岸辺を散策しながら

 

 

 

 

 

雨が降る秋景から

ここでは、紅葉狩りではなくキノコを探すグループに出会った。

 

 倒木での紅葉

 

紅葉に似合う傘をプレゼントできればよかったか。でも、この傘も似合うぞ(甲斐性なしの亭主の呟き)。

 

撮影、10月16日午後、小沼とその周辺にて。


赤城山での紅葉(その2)、おとぎの森にて、2015年10月

2015-10-11 | 赤城山

10月になると、「おとぎの森」や「銚子の伽藍」と呼ばれる峡谷などの紅葉が美しくなる。これらの場所には、ヤマツツジ、アカヤシオ、ゴヨウツツジ(シロヤシオ)などのツツジが多く自生しているからである。

地蔵岳で眺めたおとぎの森と銚子の伽藍(撮影、2014年10月)

 

先週に撮った画像から(8日)

小沼からの流れ(粕川)に沿った道を辿って行くと小滝に着く。この滝では沢の流れが別の崩壊地に落下する。

左奥の山頂は荒山である。このときは日差しが届くと、対岸の彩りが豊かになった。


 

別の崩落地沿いで輝く紅葉(カエデ)

 

「おとぎの森」との名は木々の枝振りがお伽の風景を想わせることに由来する。

森の南端は銚子の伽藍に通じる崖であり、紅葉の展望スポットである。

 

伽藍の彼方には関東平野とその奥の秩父山地の展望が広がる。

伽藍と遠景との色付の対比は扉が開くような開放感を生み出している。

 

 画面の右側(岩壁とその周辺)のクローズアップ。午後は日陰に入るが、日差しを受けると色彩は鮮やかになるだろう。

 


対峙する岩壁の周辺においても、色付きも濃い。



このときのコースは小沼  → 小滝 → おとぎの森(下る) 茶の木畑峠 →(作業道跡)→ 小沼(登る)であった。

(茶の木畑峠からは伽藍展望台に向かったが、あまりに吹き下ろす北風が強かったので途中で引き返した。)


茶の木畑峠 →(作業道跡)→ 小沼での経路にて


風よ止んでくれと呟きながら


小沼南岸での紅葉から

 

木が倒れてくるのではないかと思うほど風が強かったが、歩いた経路での紅葉と黄葉の彩りは期待した以上に鮮やかであった。しかし、強風の中をシニア世代の者が誰に行き会うことなく単独で歩いたことは自省すべきことであろう(携帯の通話圏内であると言えども)。

10月8日午後1時から15時半。EOS 6D、EF 70-200 mm F4L、EF 17ー45 mm F4L。