今日の天気予報では、関東地方北部に猛暑のマークが付けられている。あの異常な寒さの記憶が消えないうちに、真夏日の到来とは。この頃の気象変化は実にハードである。さて、赤城山に青山緑水の時季が到来した。ここでの新緑の彩りは多様で鮮やかである。
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昨日(5月31日、11-14時)の画像から
鳥居峠にて(1)、覚満淵、大沼、駒ヶ岳・黒檜山(右)、五輪尾根(奥)、地蔵岳(左)方向。
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新葉が真の緑色を帯びている。2週間前、アカヤシオの花、残雪、枯れ野、枯れ木の景色に、私達はレンズを向けた。昨日は、我が目を疑いたくなるほどの美しい緑が眼前に広がっていた。劇的な季節のの移ろいに、私達は感動しながらもいささか戸惑いを感じた。なお、最高気温は麓(前橋)で34℃、鳥居峠(1300 m)で25℃であった。
鳥居峠にて、覚満淵、大沼(奥)、五輪尾根(奥)方向(5月15日)。
篭山のアカヤシオの花は見頃となっていたが、新緑は目立たなかった(5月15日)。
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私達は、鳥居峠からの林道を経て、利平茶屋方向に向かった。
新緑と篭山、12時頃。
アカヤシオの花が目立った尾根も、2週間ほどで緑のそれに変身した。
林道から利平茶屋公園に下る分岐点。
先週の雹で叩き落とされたのであろうか。分岐点からの道に、シロヤシオ(別名、ゴヨウツツジ、シロヤシオツツジ)の花びら、蕾、そして新葉がかなり落ちていた。剪定したときのような葉の香りに包まれて、私達は1/4ほど下った。突然、上空から大きな雷鳴が響いてきた。雷鳴が聞こえる範囲では、落雷を覚悟する必要がある。私達は利平茶屋に向かうことをあきらめた。
林道は小地蔵岳や長七郎山の東側(山腹)を通っている。道には落石が多い。
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小沼周辺にて。
雷鳴は聞こえなくなり、強い日差しが戻り始めた。水面は小沼、左奥は黒檜山と駒ヶ岳、右は小地蔵岳から長七郎山への尾根だ。間もなく、ダケカンバなどの新緑が鮮やかになるだろう。
シロヤシオでは、まだ蕾や花が少なかった。