こつなぎの写真ノート

身近な自然の彩りを楽しみながら

ブルーインパルスの予行飛行、明日の桐生八木節まつりでの飛行に向けて、2018年8月

2018-08-03 | 雑感

今年の「第55回桐生八木節まつり」においては、ブルーインパルスの展示飛行が行われる(桐生市HP、4日16時30分から20分間、桐生市が山で囲まれているためにアクロバット飛行は行われないとのこと)。

今日は午後3時過ぎに市内の上空で予行飛行が行われた。明日はどのような飛行が行われるだろうか。

背景の山並みにおいて、中央の山頂は茶臼山(標高300 m、テレビ放送の中継所が設置されている)。茶臼山では360°の展望ができる。

 

 

 

 

 

旋回飛行中の編隊を望遠でクローズアップする。太陽の位置は上空右側である。それぞれの機体の同じ位置が太陽光を反射している。このことは編隊飛行が高度がコントロールされていることを展示する(自分がもっとも撮りたかった場面から)。

 

 

 

 

 

 

 

プロフェッショナルの技。

 

 

 

飛行編隊と市外北側の山並み(標高 300-1100 m)

 

 

撮影、3日15時過ぎ、市中心部から2 kmほど北の地点にて。広角と望遠レンズ。円偏光フィルター。余談ながら、自分はブルーインパルスの飛行を初めて撮ってみた。なお、直射日光による熱中症を避けるために頭や首を保冷剤で冷やしながら撮影した。

明日の天気予報、晴れ。

 


萌葱色の景色を眺めながらの散策、2017年

2017-05-09 | 雑感

明日から皐月も中旬、周囲の山並みが初夏の色付きを帯びはじめた。しかし、緑が濃くなるにつれて、山肌の色が全体として単調になってきた。山で囲まれた市街地に住む者として、自分は周囲の色付きが枯木色から萌葱色へと変化する過程の美しさをついつい懐かしんでしまう。とくに、今日のようにどんよりとした空模様のときにはである。

近所の散策路からは鳴神山の東側が見える(矢印、右、980 m)。この山の固有種であるカッコソウの移植地は杉林の中にある。左の矢印は桐生城跡がある柄杓山(城山)である。この山では、サクラが散るとヤマツツジが目立つようになる。


別の地点で眺めた柄杓山(城山)。上空を流れる雲は、移り行く季節の彩りに相応しいかもしれない。

 

 柄杓山の手前での色付きから。

 


市街地を流れる桐生川の上流にて。

ダム湖に架かる橋は「NPO法人ITステーション「市民と建設」関東の橋百選」に選ばれている。 

 橋の上にて。

 

 上流側では、標高1100 m程度の山並みが背景である(残馬山、根本山など)。

 

ところで、近くの低山では何種類かの「山の花」が咲く。ヤマルリソウやイカリソウなどは道端の花である。

 

そして、ヤマザクラが終わる頃に、ウワミズザクラ(バラ科ウワミズザクラ属の高木、樹高 10-15 m 程度)がブラシのように見える花を開く

 

4月下旬から5月上旬、群馬県桐生市にて。

 


小さな花でも集まれば、ホトケノザの群生、赤城山の山麓にて、2017年3月

2017-03-31 | 雑感

個々の花は小さくても、群れになれば目を引く存在になる。ホトケノザ(仏の座)はそのようなシソ科オドリコソウ属の二年草だ。赤城山の山麓には、畑や道ばたにホトケノザが群生しているところが幾つかある。


 

 

 

 

この日の赤城山(南面)から。

左から、鍋割山、荒山、地蔵岳(雪)、長七郎山、鳥居峠、駒ヶ岳、黒檜山。

 裾野の彼方に、榛名山。

 地蔵岳(雪)、長七郎山、鳥居峠、駒ヶ岳、黒檜山。

鳥居峠、篭山、駒ヶ岳、黒檜山。

 

3月中旬、桐生市新里町にて。

 


元旦、2017年

2017-01-01 | 雑感

謹賀新年

本年もよろしくお願いいたします。  kotsunagi567

 

新年の朝日を浴びるシャクナゲ(筑紫石楠花)


今日は温かい新年一日目でした。

 

筑紫石楠花(2016年4月下旬)

 

沈丁花

 

今日の山城跡(桐生城)

 

 

平成29年元旦


冷え込んだ朝、霜柱(2016年12月)

2016-12-17 | 雑感

 この霜柱はどのような仕組みで生まれたのであろうか。

 

見事な針状結晶である。日差しで融けてしまうのが惜しい。

 

針状結晶がまとまって柱状になったようである。

 

曲がっている霜柱。

 

今は暖かい日差しを横目で見ながら入力しているが、朝の気温は1℃であった(7時頃)。散策路の片隅では、長さ3-5cmまでに成長した霜柱が朝日を浴びはじめていた。ここでの霜柱は、今月に入ってから初めてわたくしが見たものである。なお、霜柱をキーワードとして Google Scholarで検索すると、霜柱が生まれて成長する過程やそれによる問題(土壌崩壊)など、約1,000件のタイトルがリストアップされる。


撮影、2016年12月17日朝。EOS 6D、EF 100 mm 2.8L(Macro)、DPP 4(ソフト)。


訂正: タイトルでの年号を2016年に訂正します。


今日は梅雨入り、でも突然の陽光

2016-06-05 | 雑感

今日は、関東甲信地方が梅雨入りしたとみられると、気象庁から発表された。そして、当地でも朝からどんよりした空模様となっていた。しかし、近所の尾根(250-300 m)を歩いているとき、突然にも夕日が差してきた。このような天候のときだからであろうか、木漏れ日の輝きが自分にとって印象的であった。

 

 

 

自分達の街の近くには山が多い。左奥の山頂は花の山とされている鳴神山(980 m)である。

 

6月5日午後5時頃


今日の朝景、2016年3月

2016-03-31 | 雑感

 

 

 

 

 

いつもの展望台で、今日はどうしても朝景を撮りたかった。3月31日は私にとって職場を離れる日になったからである。展望台で眺める浅間山、榛名山、そして赤城山は春の到来で霞んでいた。しかし、今日の私には、それらの姿が見えるだけでOKであった。さらに、うれしいことに展望台のそばでは桜が朝日を浴びていた。これからは、自分が体験してきたことの語り部になろうかと思ったりする。まあ、言うは易く行うは難しになりそうな気がするが。

撮影、3月31日6時半頃、白葉峠にて。


球体を感じる太陽や月を撮ってみたい

2016-02-29 | 雑感

落日の光景を撮っていると、雲が減光フィルターになるために太陽があまり眩しくないことが時にはある。このようなとき、私は球体感を持たせるような太陽を撮ってみたくなる。ここでの画像は昨年に撮ったものである。明日からは3月、今年は未だにこうような太陽を撮る機会がない。"光陰矢の如し、.......、学成りがたし"とはけだし名言である。


このときは、太陽が雲の背後に沈んだ。

 

月にも球体感を、近所の尾根から現れるときを待って。

 

言うまでのなく。立体視感はある対象を離れた位置にある二点で同時に眺めることに起因する。

だから、どの動物にも二眼視できる仕組みが備わっているのだ。

そのことを実感したのは、自分が小学生低学年のときであった。

予期しない方向から人が放った物体の直撃を受け、私は片眼の視力を完全に失った。

突如として立体視感を失ってから体験した不自由さと出来事は筆舌に尽くせないほどである。

幸いにして、現在では両眼視に近いほどの立体視感をもっていると、主観的のみならず客感的に自覚できるようになっている。

立体視感を十分に感じる方策を、我が脳が学習してくれたのであろう。

このような体験があるためだろうか。

現在の方式のカメラによっても立体感のある画像を撮りたいとの思いに、私はしばしば駆られる。


EOS 6D、EF 200 mm F4L、焦点距離190 mmでの画像をトリミングによって拡大した。


スカイツリーが見えると喜ぶ声を聞いて(白内障手術の結果)、2015年11月

2015-11-29 | 雑感

突然、スカイツリーが見えると、半年前に白内障手術を受けた家内が叫んだ。

ちなみに、視点(立脚点)とスカイツリーとの距離は約100 kmである。

そのとき、望遠レンズで探すまで、私(視力は正常範囲内)はツリーが見えることに気付かなかった。

視点で撮ったスカイツリーの望遠画像(200 mm)。スカイツリーがかすかに写っている。

望遠画像を拡大(トリミング)すると、スカイツリーが写っていることが確認できる。

手術では単焦点型の眼内レンズが挿入された(遠距離用)。

そして、私達が手術の結果をまさに実感する時がやってきたのであった。

次回の検診で、この結果を手術担当の先生に報告したいと、家内は思っている。

もちろん、これらの画像を示しながらである。


11月下旬、11時頃、群馬県桐生市新里町にて。

EOS 6D、EF 200 mm F4L IS USM、円偏光フィルター使用、RAW、DPP 4(キヤノンの専用ソフト)にて現像。


都会での展望、東京都庁展望室にて

2015-06-22 | 雑感

先月の下旬、私達は東京都庁の南展望室で地上202 mから360°の展望を眺めてみた。展望室からの眺めはかなり霞んでいたが、画像処理をするとそれなりの眺めが現れてきた。

南西方向にて。眺めのキーワードは多様性であろうか。

 

南東方向、東京タワーが高層ビルに囲まれている。

 

南南東方向であろうか。緑地は代々木公園である。

 

 夕日を浴びて。

 

西方向。富士山は強い霞で見えなかった。

 

 

この日、私達は都内に住んでいる家族のところに向かい、生まれたばかりの新メンバーに乾杯した。そして、帰路では、都会での眺めとラッシュアワーの大混雑に遭遇した。

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5月27日17-17時半。ニコン(コンパクト)Coolpix P7700(1200万画素)、RAW、SILKYPIX Developer Studio Pro 6(試用版)。

 


今日の朝景、初雪、2015年1月下旬

2015-01-30 | 雑感

この頃、天候の変化が激しい。昨日は「青天の霹靂」とのことわざにあるような雲一つない空模様であった。今日(30日)は一転して雪景色が周囲に広がっている。

朝はかなり雪が積もりそうであった(9時頃

 

薄く雪を被ったツクシシャクナゲ(筑紫石楠花)

 

サザンカ(山茶花)には雪が似合う。



雪を被り始めたジンチョウゲ(沈丁花)

 


ところで、この株には蕾の数が異常に多いところがある。沈丁花では、花に見えるものは萼が花弁状に変化したものであるとされている。なぜ、今年はこのような例が現れたのであろうか。

 


雑感、蝉の抜け殻とは

2015-01-25 | 雑感

ときに、「......,.は、抜け殻のようだ。」だとか、「......,.は、抜け殻になってしまった。」などのような言い方を聞く。

国語辞典には、抜け殻とは、「蛇・蝉などの脱皮したあとの皮殻、あるものが居なくなったあとの、家や寝床。

心が他にうつってうつろな人。虚脱状態の人。」とある。(広辞苑(第四版、岩波書店)。


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Mg4754a

 



Mg4749a

 

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しかし、山道で蝉(セミ)の抜け殻にレンズを向けたとき、

このものを「心が他にうつってうつろな人、虚脱状態の人」などに対応させることに、私は違和感を持ってしまった。


眼差し、そして葉を掴んでいる姿には、

地中から緑に満ちた明るい世界へと飛び立つために脱皮するとの、真剣さと必死さがある。


撮影:2011年7月、f/3.5、1/160秒、ISO 400、EF 100 mm f2.8L 、EOS 50D。


皆既月食、今更のことながら、2011年12月

2011-12-17 | 雑感

先週(12月10日)の夜は寒かった。しかし、天空で起こったイベントは、寒さを我慢できるほど興味深いものであった。部分月食が21時45分から始まり、皆既月食が23時5分から23時58分まで続いた。

この夜の月食は、「地球は月よりも大きい。地球は丸い(球)。地球には大気がある。太陽光線のうち、赤色の光が月まで届く。」など、今更ながらのことを確かめさせるショーでもあった。

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◆部分月食のとき、欠けている部分から地球の影の大きさをためしに見積ってみた。

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地球の大きさ(赤道面での直径、12,756 km)は月の大きさ(平均直径、3,474 km)の約4倍である。

しかし、地球と月の距離は384,400 km(平均)であることから、地球の太陽光線による影(本影)は約3倍になる(資料、国立科学博物館ホームページ)。そうか、自分の見積も満更でもないと思うことにする。

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◆ 皆既月食では、月が地球の影に中に入るているにもかかわらず、月全体が見える。そして、月面は暗赤色となる。

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太陽光線に含まれる波長の短い光(青色の光)は大気で散乱・吸収される。しかし、波長の長い光(赤色の光)は、大気によって散乱・吸収されにくいので、月まで届く。したがって、大気があるから、「皆既月食のとき、月全体が見える。そして月面が暗赤色となる。」との現象が起こる。

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部分月食が皆既月食に変化する直前では、太陽の光を受けている部分が膨らんだように見えたり(錯覚のためだろうか)、影の部分の外側に線模様が見えたりした。また、月面は次第に赤色を帯び始めた。

 

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こんなことを思いながら、静かに進んでいく天体のイベントに対してレンズを向けた。しかし、イベントは真上で起こっていた。しかも、冬の夜は凍えるほど寒かった。イベントの観客となるのも楽ではない。首筋が痛くなり、身体が芯まで冷えた。

 

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撮影条件: 望遠レンズ: EOS F4L 70-200 mm IS USM。 焦点距離: 320 mm。 露出、シャッター速度、ピントの決定: マニュアルモード。RAWモードで撮影、現像ソフト使用。