こつなぎの写真ノート

身近な自然の彩りを楽しみながら

林道ドライブ、三境林道(群馬県)での展望と紅葉、2013年11月下旬

2013-11-24 | 桐生川・紅葉{桐生川)

最近、林道や農道と言えども、車の行き違いができる舗装路が増えてきた。地元に、三境線と呼ばれている広域基幹林道がある。紅葉の時季、この林道からの展望は素晴らしい。

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先週木曜日(21日)、穏やかな天候に誘われて、私達は三境林道をドライブしてみた。林道はときに豪雨で法面などが崩れて通行止めとなることがある。しかし、このときは路面が普通乗用車でも楽に走れる状態となっていた。

林道では、落ち葉が多いので、慎重な運転が求められる(ガードレールはあるが)。ところで、起点での案内板に、4.374 kmと有効数字4桁(?)で距離が示されていることが面白い。また、「勢多郡東村」との地名が、現在は「みどり市東町」に変わっている。


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林道より狭い一般道(337号線、一車線幅)をしばらくドライブすると、林道の起点に着く。この道は桐生川の最上流部に沿っているので、場所によっては紅葉が美しい。しかし、この道路には、ガードレールがほとんど付けられていない。なお、林道の起点は、往年において信仰の山として親しましれていた根本山(1200 m)の登山口でもある。

今は路肩や法面に植えられている杉や檜が大きく成長しているが、かつては運転を誤ると深い谷(桐生川)に直行となるような箇所があった。

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さて、林道には、トンネル(三境隧道)がある。このトンネルの内部には照明灯が全くない。出口から速度を落として走ると、このような風景が見えるスポットがあることに気付く。ゆっくりと走ると書いたのは、途中で出会ったドライバーに、この眺めを見落としたと言われたからだ。

このスポットでは、紅葉の彩りがグラデーションとなって広がる眺めを堪能することができる。

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最奥の稜線は赤城山である(最高峰は黒檜山(1828 m)、百名山の一つ)。また、雪を被っている浅間山も見える。左(中央)に見えるラインは日光市に通じる国道122号線である。このときは、陽射しが南側(画面左)からであったので、山肌の凹凸がはっきりとしていた(12時頃)。

 

カシミールによる山座同定図を添える。

1km


太古の時代は火山活動が盛んであった赤城山などをクローズアップする。山の高さに応じて、山の姿が山装う(紅葉)から山眠る(枯木)へと連続的に変化している。まあ、アナログ的とも言えそうな景観が広がっている。なお、山頂にアンテナが立てられている山は地蔵岳(旧溶岩ドーム)である。

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上の画像の左側を眺めると、広葉樹の紅葉(黄葉)と常緑樹の緑の対比に魅せられる。

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浅間山(標高 2400 m)などをクローズアップする。手前のスロープは赤城山の裾野だ。この裾野は富士山のそれに次いで広いとされている。

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林道沿いでは、広葉樹の大部分が葉を落としている。そのため、紅葉がところどころで目立っていた。

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林道の終点近くでは、紅葉の大木が陽射しで輝いていた。ここで、停車しないドライバーはいるだろうか。私達の無いものねだりは、川がそばを流れていることであった。

 

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左上に陽射しを入れて。

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私達にとって、林道の終点は草木ダム(堤高140 m、堤頂長405 m、利根川水系・渡良瀬川、みどり市東町座間)であった。画像はダム湖に架けられている草木橋とその上で眺めた草木湖(堤側)である。

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