当地では、蒸し暑い日が続いている。さて、桐生川ダムの周辺ではネムの木(合歓の木)が花を開き始めた。ネムの木は荒れ地に真っ先に侵入するものであるから、この木が多いことには何か複雑な思いを抱きたくなる。しかし、深緑を背景とする、長い雄しべの彩りは梅雨時ならではの風物詩である。
この彩りを眺めながら、私はダム湖上流の谷沿いの道(栃木県に通じる県道)をこの日も歩いた。余談ながら、定期的に検査を受けてきた特異抗原の値が正常範囲を越えたので、先々週は2泊3日の入院で生検を受けた。2週間後に判明する検査結果はどのようになるだろうか。霞んでいる湖畔の景色のように、結果を待つ気持ちはすっきりとしない。
撮影、7月14日午前、桐生川ダム(梅田湖)にて、晴れ。