カッコソウは、鳴神山(980m、群馬県桐生市・みどり市)の固有種として「種の保存法」で保護されているサクラソウ科の多年草である。さて、保全活動に取り組んでいる「小平サクラソウの会」の管理地で、このものの花が開き始めた。
花びらは、木漏れ日を受けて蛍光を発して輝くように見える。
そのためだろうか。花の色は日差しの当たり方によってかなり変化する。柔らかな日差しを受けている花は、見る者を唖然とさせるほど美しい。
管理地の入り口にて、説明板の一部。
管理地は小平地区(岩穴)の杉林の中に設けられている。
管理地では、木漏れ日が野趣を醸し出している。
二段になって開く個体においても、花は見頃になっていた。
淡色系の群れ。管理地では濃色系のみならず淡色系が増殖されている。
このものでは、花が開き始めたばかりである。花びらは間もなく完全に伸展するだろう。
4月22日(日曜)、みどり市小平、岩穴管理地にて。管理地は土曜・日曜日に公開される。
管理地の公開日時などについては、
「小平の里カッコソウ特別公開(http://www.gccca.jp/volunteer/event.php?no=13)」をご覧ください。
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鳴神山の保護地(コツナギ橋登山道沿い、椚田峠の東側)でも、カッコソウが花を開き始めたとのことである(保護活動をされている方からの情報と
ブログ「鳴神山通信(http://tubami55.blog.fc2.com/)」)。