こつなぎの写真ノート

身近な自然の彩りを楽しみながら

青空に上弦の月、月と火星との接近、2021年1月

2021-01-22 | 月、月光彩雲

「清風明月は買うを用いず(李白の詩)」との故事成語を聞いたことがある。すなわち、清らかな風や明るい月は、一銭の金を出して買う必要もなく、誰でも思いのままに観賞することができる(合山究著「故事成語」講談社現代新書、1991年)。

ところで、昨日(21日)は上弦の月(月齢7.9)が午後1時過ぎの近所の山から昇った。なお、昨日は3月頃を想わせるような気温のために、昼間の月においては霞がやや強めであった。

午後2時頃の月

 

そして、午後5時頃に撮った月

 

青空を背景とする月は、束の間のことながら、自分にとってある種の重圧感を忘れさせる天体である。もっとも、昨年末において月に魅せられ過ぎて道路上で転倒し負傷するとのアクシデントを体験したが、今回はそのようなアクシデントとは無縁であった(苦笑)。

 

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昨夜は、上弦の月と火星が接近すると予告されていた(午後9時頃撮影)。

 

火星の明るさは、昨年10月の地球再接近時(マイナス2.6等)くらべて穏やかであった(0等)(国立天文台HP)。

余談ながら、今夜も月と火星が見える。

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撮影、1月21日、桐生市にて、望遠 200 mmで撮影、トリミング。