先々週は、不要不急の外出の自粛を市の広報車が呼びかけていた。それでも、人の往来がほとんどないような時間帯と場所での散策は許されるであろうとして、わたくしは近所の川の堤防で、朝夕の光景をときどき眺めている。この時季、当然のことながら、川を囲む山肌は色彩感に乏しい枯れ木や枯れ葉で覆われている。それでも、天候によっては、自分にとって撮らずにはいられないような光景に出会う。
今朝は(25日)、前日の雪と雨で湿った状態になっていた山肌が、朝日を浴びる光景にレンズを向けた。
日差しを浴びると、暖められた山腹で霧が発生し、それがゆっくりと微風で流れる。
濡れている山肌が、部分的に対峙する尾根から昇る朝日で浮き出る。
中央左奥の山頂は鳴神山(980 m)である。
前日に雪と雨が降ったときならではの朝焼けである(立ちのぼる霧が朝日に染まることを期待して)。
昼間では何の変哲もないように見える、山並みの光景である。
昨日(24日)、今冬の初雪で山肌が覆われる時間帯があった。この風景はその後の雨で消えた。
ちなみに、2018年1月下旬に撮った、朝の雪景色である。
当地において、降雪は多くて年に2、3回ほどである。
一作日(23日)の光景。青空とつるし雲を想わせる雲の組み合わせが印象的であった。
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2021年1月23-25日、桐生市にて。今日の最高気温は15℃であった。