今日は二十四節気の大寒であるが、日中において南東方向からの風によって当地の最高気温は15℃まで上がった。昨日は10℃に達しなかったが。この天気を反映して、ホトケノザ(仏の座、)が花を開き、花の内部や周辺でアリ(蟻)が動き回っていた。
このものの花は小さいが、クローズアップによってこの花ならではの魅力に気付き、わたくしは感嘆した。
かぶと状の上脣は美しい色の毛で覆われている。
花粉は美しいオレンジ色を帯び、我ここにありと花粉媒介者(ハナバチなど)に知らせている。
ハナバチなどを引き付けることにおいて、花の模様と形は絶妙である。
この時季にもかかわらず、アリは活発に動き回っていた。
この花の群れが庭全体に広がることを期待している。夏が終わった頃に懸命に草を刈った者として。
ホトケノザ(仏の座)
シソ科オドリコソウ属、サンガイグサ(三階草)とも呼ばれている。本州、四国、九州、沖縄に分布し、花期は3ー5月とされている(山渓ハンディ図鑑「野に咲く花」)。春の季語。
牧野富太郎博士は、春の七草の一つ、ホトケノザ(キク科コオニタピラコ)と区別するために、三階草(サンガイグサ)と呼ぶことを提唱したと聞いている。三階草があの「NHK 朝ドラ」に登場したであろうか、わたくしは覚えていない。
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20日正午、マクロレンズ使用、ホワイトバランスは太陽光。