雲の上には宇宙(そら)

 雪国越後にて、30年ぶりに天体写真に再チャレンジ!

わたしが これまでフルサイズに踏み切れなかった理由

2018年06月09日 | 機材
月が下弦を過ぎたら新月期、が わたしの信条なのですが、
夜 晴れてくれません
この先は梅雨入りが待っています。

そんな訳で 先日フルサイズのデジ一眼(EOS 6D HKIR 改造済)を購入したのですが、
未だ初ショット作品をお見せできません。

左がこれまでのメインカメラCooled 60D、右が今回購入したEOS 6D HKIR改造済み
左側 奥にあるのはCooled60Dの結露対策で作成した「 乾囲送兵衛
これまでのメインカメラCooled60Dを購入したのは今から6年前。
バーゲンで20万を切っていたので衝動買いしました。(やはり梅雨時でした)
使い始めると同時に 冷却による結露が原因と思われる電源トラブルに何度も見舞われ、
自前の結露対策として『 乾囲 送兵衛 』を作成して乾燥空気を送り込みました。
乾囲 送兵衛 』に関する過去記事のひとつ → こちら
それでも10回近い電源トラブルのせいか 液晶モニターも表示できなくなり
ずっとPC接続で使い続けてきました。

それでも フルサイズデジカメ に更改してこなかった理由

1.価格が高い
あきらめていた最大の理由で、冷却にこだわれば なんと40万円前後。
市販されている冷却フルサイズデジ一眼のカメラ

2.写野が広がるメリットもあるが・・
自宅裏での撮影のため、淡く広がった対象より 長焦点で狙える対象が中心。
小さな系外銀河はAPS-Cサイズでも トリミングしたいほど。
最近撮影した球状星団・系外銀河 VC200L+Red HD(f=1,386mm)

3.重いため 負荷が増大
重量の増加は機材への負荷増、画像ファイルデータ量の増大は処理PCの負担増に。

だったのですが・・・
先月 10年以上にわたり自宅介護していた母が亡くなり、小遣いを残してくれました。
なにか形が残るものを、と 物色していたところ
冷却では無いものの、改造済のフルサイズデジカメが12万円(税・送料別)で買える事がわかりました。
先代のEOS 6D の中古美品を天体用に改造したもの
最近ブログでも見かけるようになったハ〇タ・カメララボの製品だったので
即 注文して翌日には届きました。

これまでフルサイズに躊躇(ちゅうちょ)してきた最大の理由については
母からいただいた小遣いということもあり クリアしたとして、
次の 広い写野をどう生かすかについては、
長らく眠らせていた サンニッパヨンニッパレンズ を再登場させることに。
さらに届いたカメラの重量は
Cooled60D の1.0kgに対して、0.8kgと逆に軽いことがわかりました。

ただ 本格的に使用するためには
クリアしなければならない いくつかの問題が・・・

次回 「 わたしが いまだにフルサイズの初ショットをお見せできない理由 」 に 続く

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我が家の「かたてま野菜」、今回はキューリです。
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6 コメント

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訂正とお詫び (雲上(くもがみ))
2018-06-12 17:25:27
ともぞうさん、こたろうさん Rのレベルが極端にひくいというのは間違いだったようです。
DPP表示の際にホワイトバランス設定が撮影時のハヤタラボで設定した”マニュアル”
となっていたことが原因のようです。
撮影時の画像の色合いはともぞうさんの言う通りなのかもしれません。
改めて検証いたします。
すみませんでした。
返信する
フラット画像 先ほど撮ってみました (雲上(くもがみ))
2018-06-09 21:39:28
こたろうさんこんばんは。
現在気になっているのは、6D HKIR改造にLPS-D2 FILを付けると 
G・Bがハイレベルなのに比べて、Rが最低のレベルまで落ちてしまうこと。
これでホワイトバランスを合わせると無理やり赤を持ち上げているような気がして・・・
先ほどLPS-D2を付けたフラットを作成したので、それでどう変わるか検証してみます。
条件は厳しいですが、南天の天の川付近をフルサイズで撮ってみたいですね。
返信する
カメラによる色の違い (こたろう)
2018-06-09 19:28:03
追記です。
改造機による撮って出し生画像の色目の違いは問題ないです。要は置換されているフィルターの特性だけの問題なので、色山を合わせるだけですよ\(//∇//)\
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いい買い物されましたね! (こたろう)
2018-06-09 19:24:32
いろいろクリアーすべき問題はありますがいい買い物ではないですか\(//∇//)\
デジカメは、ワンショットカラーですからね。6Dはノイズも少ないですし\(//∇//)\
今後はフルサイズでの画像拝見出来ます。楽しみにしていますね\(//∇//)\
返信する
わたしの検証結果は逆でした (雲上(くもがみ))
2018-06-09 17:52:44
ともぞうさん相変わらずポチリ続けていますね。(笑)
先日 ひどい空でしたが EOS 6D HKIR改造の試写を行いました。
その結果ですが、RAW生データだとCooed60Dに比べて赤が極端に低いというものでした。(青っぽい色)
このため手持ちのLPS-D2をつけると さらに青緑の画像に。
(ともぞうさんと逆の結果になったのはなぜでしょう?)
次回の記事にその検証結果も報告する予定です。

冷却カメラは結露によるトラブルの危険があるので、借りるのはこわいです。
返信する
ハヤタ (ともぞう)
2018-06-09 17:12:32
雲上さんも、ハヤタのカメラを買ったんですね!
そうそう、新品じゃなくても新中古品は、見た目わからないですからねー。
冷却のカメラ、いずれ雲上さんに貸し出しましょうか?
ハヤタのカメラとニコンD810Aを、北アメ&ぺリで見比べると、ハヤタは赤が強くでます。撮影直後のものを確認すると、綺麗な赤で対象物が写し出されます。
D810Aは、暗闇に対象物が埋もれていて、画像処理時に掘り起こさないとダメな感じでした。
わたくし、今月臨時ボーナスが出ることを当てにして、先行でQHY16200Aを注文しました。
ブロードバンドやナローバンドの撮影が今から楽しみです。
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