先日発行した《落穂拾いNo245》で、恩師・五十嵐先生と〈くりのみ会員〉のYさんに教えてもらった《読書法》を紹介した。
http://www.ab.cyberhome.ne.jp/~kurinomi/otibohiroi/240-249/otibo245/page001.htm
今日は、先日小学生向けの「詩の本」で見つけた、貝原益軒の読書法を紹介しよう。
和俗童子訓 貝原益軒
三到(サントウ)の読書法
凡(オヨ)そ書をよむには、いそがはしく、はやくよむべからず。詳緩(ユルヤカ)に之を読みて、字々句々(ジジクク)、分明(ブンメイ)なるべし。一字をも誤るべからず。必ず心到(ココロイタリ)、眼到(メイタリ)、口到(クチイタ)るべし。此三到(コノサントウ)の中(ウチ)、心到(シントウ)を先とす。心、此に在らざれば、見えどもみへず、心到らずして、みだりに口によめども、おぼえず。又、俄かに、しいて暗(ソラ)によみおぼえても、久しきを歴(フ)ればわする。只、心をとめて、多く遍数(ヘンカズ)を誦(ジュ)すれば、自然(ジネン)に覚えて、久しき忘れず。遍数を計(カゾ)へて、熟読するべし。一書熟して後、又、一書よむべし。
私の読書は、益軒先生の「心到・眼到・口到」には程遠い。
一喝されそうである。
単に、読み散らかしかな!
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