法音カウンセラー 釋 真聴 《日乗》

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主宰者の《日乗》

子どもは素直ですね。

2009年10月27日 22時37分57秒 | 日乗

ある小学校の低学年のクラスが、少し落ち着かない。
担任の先生のお話では、A君とB君が席を離れたり好き勝手なことをするので大変とのことでした。
何度か授業参観をした結果、確かに担任の先生の言うように二人の指導は大変だと思いますが、他の子ども達も落ち着かない子が多いのが実態でした。
但し、低学年の子ども達ですから、学級経営を一工夫すれば良いクラスになりそうなのです。

先日、このクラスにサポートに入りました。
読書の時間でした。
A君が自席から離れて、ロッカーの上であぐらで読書をしていました。
強権を発揮して、注意をして、自席の戻させることは簡単ですがそれではスクールカウンセラーとしては2・3流クラスですのね。

1呼吸おいて、A君の近くに寄り添って彼の様子を見守りました。
しばし、沈黙が流れました。

すると、A君が、「本を読む場所はここではないですね?」とつぶやきました。
そこで、私が、「A君は、本を読む場所をちゃんと知っているんだね」と応えますと、
可愛い顔で、「うん」と頷きました。

私が、「そうか、A君は、ちゃんと分かっているんだね。先生がみているからやってみて!」と声をかけると、

自席に戻って、姿勢を正して読書を始めました。

子どもは、本当に可愛いですね。
見守る人がいると、自分の良いところを見せてくれるものです。

 

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