昨日のこと。
港区赤坂にあるドイツ観光局に電話を入れた。
聞きたかったのは、ドイツ国内のホテルでのノートパソコンの接続について。
観光局のスタッフの電話の応答では、
「ホテルや駅等では日本と同じように無線LANのできるところも多いので、ノートパソコンを持参するのは何ら問題はない。但し、空港や税関のスタッフによっては関税の支払いを求められたりパソコンを押収される報告もあります」と。
一瞬、この応答の後半部分にはビックリした。
これまでもノートパソコンを持参したことはあるのだが、このような助言を受けることはなかった。
ところが、今朝の毎日新聞によると、
ベルギー在住の世界的なバイオリニスト・掘米ゆず子さんのバイオリンの名器ガルネリがフランクフルト国際空港で押収されたそうだ。
このガルネリの評価額は100万ユーロ(約1億円)で19万ユーロ(約1900万円)の関税の支払いが求められて、返還交渉が難航しているようだ。
仕事や観光で持参する品物に関税がかけられたら大変なことだ。
音楽の国・ドイツで、音楽家の愛用のバイオリンに関税がかけられるとは、本当に悲しい出来事である。
早い、解決を念じたい。