法音カウンセラー 釋 真聴 《日乗》

カウンセリング研究会《くりのみ》
ZOOM法音道場のご案内
主宰者の《日乗》

5月の《道元とカウンセリングコース》ご案内

2013年05月16日 23時59分59秒 | カウンセリング研究会【くりのみ】

ご案内記事になります。暫く、ブログトップの表示となります。

◆5月の「道元とカウンセリングコース」

  日 時 : 5月 17日(金) 午後6時30分~8時30分
  場 所 : タワーホール船堀 (部屋は入口の掲示板をご覧ください)

《当日の流れ》

 ・『正法眼蔵 菩提薩埵四攝法』音読

 ・坐 禅(15分) ゆったりとした服装でお越しください。

 ・『正法眼蔵 他心通』の講義(6回目)

 ・質疑・応答&楽談


◎その他
  ①会費+会場費  大人1000円    大学生500円

  ②テキスト等は、事務局で用意しています。
    (準備の都合があります。初参加の方は、ご一報をお願いします)

  ③《くりのみ会》は、特定の団体・宗教・宗派とは関係ありません。
    どなたでも参加できます。

  ④勉強会の後、夕食&懇親会もあります。(20:40~21:30頃)
    場所は、会場1階の和食レストラン「つきじうえむら」です。
    自由参加です。毎回、楽談で盛り上がります。


*初めてご参加の方は、ご一報をください。(鈴木)
  090-7808-2201   s75sntr*docomo.ne.jp
                    *を@にしてください。



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小沢昭一さんの「大国 ごめん蒙る」

2013年05月16日 23時31分55秒 | 日乗

藤原書店編集部編
『いのちの叫び』
2006年12月30日 初版第1刷発行
発行所:藤原書店

本書の中から、小沢昭一さんのことば。

小沢さんは、京王線代田橋近くで生まれ、子ども時代は日暮里・蒲田で過ごしたそうです。
家業は、写真屋。
自然いっぱいの環境で、毎日いっぱい遊んですごしたようです。

そして、戦争が始まります。
戦争を経験した小沢さんの「貧主主義」は、
モノ・カネ最優先の現代日本に対する警句であると思います。

こんな文章です。

焼土の中で軍国少年のマインドコントロールは解けました。
解放・自由を貧困のドン底の中で頂戴し、
でも今後は文化国家だと聞いて胸をふくらませたものです。
しかし、軍事大国を目指して瓦解した日本は、
文化国家の掛け声もすぐ消え、次は経済大国を目指してヒタ走り。
その結果、今日、ご存知のとおりの荒廃です。
どうも大国志向が、世の中、人間をダメにすると私は信じているのです。
天丼じゃありませんが、上、並の、並の小国を目指してはいけないのでしょうか。
“清貧の思想”った程のものでなく、小国だった並貧の昔を
「あれで十分、生き甲斐もある、結構楽しい」というのが、
私の、民主主義をもじった貧主主義なんです。
便利文明追求の大国では人間力が衰え、心も亡びる。
・・・・いえ、便利の恩恵にも浴しているので「叫び」はしませんけど。

円安、株高、アベノミックス、三本の矢etc
景気の良い雰囲気を安倍民主党は演出しています。

政(マツリゴト)が、経済第一で回転していますが、本当に大丈夫なのでしょうか?

道元禅師の『正法眼蔵』の中の一句に、
「一方を証するときは、一方はくらし」があります。

財界・大企業・金持ち向きの政ですが、国民生活はだいじょうぶなのでしょうかねー?



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村上春樹と唯一の「先生」

2013年05月16日 10時53分38秒 | 日乗

昨日のブログと同じ、村上春樹関連の記事を「AERA」で拾いました。

記事によりますと、河合隼雄と村上春樹の出会いは、
1993年米プリンストン大学だったそうです。
村上の奥さんが河合の熱心な読者で、その勧めによるそうです。

帰国後も、食事をするなどしてプライベートな交流が続き、
村上にとって河合は、唯一「先生」と呼ぶ存在だったそうです。

村上春樹さんの言葉。

「そのスタンスは最後まで崩れなかった。
小説家と心理療法家という役割のコスチュームを最後まで脱がなかった。
他人行儀ということじゃない。
むしろ、そうしたほうが率直に腹を割って話せたという気がする」

「人の魂の奥底にあるもの。
なくてはならないもの。
僕はそういう深い場所に下りていく。
河合先生も暗い深い場所に下りていく。
僕らは、そういうことを互いに理解していたと思う。
僕の思い込みかもしれないが共感のようなものがあった。
僕がそのような深い共感を抱くことができた相手は、
ほかに一人もいなかった。今もいない」

村上の言葉から(核心の一句)を拾うと、
「暗い深い場所に下りていく」。

河合と村上は、二人でその場所に下りていったんですね。

弘法大師には、「同行二人」
親鸞聖人・蓮如上人には、「ご同朋・ご同行」
があります。

二人の関係には、
師弟関係・友人関係etcありますが、
クライエントとカウンセラーの関係もありますね。

ただこの頃のカウンセリングは、
カウンセラーは明るい場所に居て、
クライエントが一人で暗い深い場所に下りていっている感じがします。

先日、あるお母さんのお話をしました。
大学生のお嬢さんが、過食と拒食を繰り返して苦しまれている由。
そのような苦しみに直面をしながら、東日本大震災の時は、
自分のことを忘れて、ボランティアで即に出かけられてそうです。
お母さんのお話を聞かせていただき、
とても素敵なお嬢さんであることを感得させてもらいました。

闇が深いということは、そのヒトの人間性の深さだと思います。

ただ、一人で抱え込まないで、
(暗い深い場所に下りてくれるヒト)との出会いを
作ってもらいたいと念じるものです。


帰命尽十方無碍光如来
南無阿弥陀仏

 

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