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「現場を見る目」 中村桂子さん×内藤いずみさん 《対談》

2017年01月21日 23時30分12秒 | 日乗

昨年、仏法の姉弟子・瀧澤さんが、月刊誌『到知』を送ってくれました。
不勉強なボクにへの投げ入れ教材です。(笑)

中村桂子さん×内藤いずみさんの対談を読みました。

ご存知と思いますが、
中村桂子さんは、JT生命誌研究館館長。
内藤いずみさんは、ふじ内科クリニック院長。日本ホスピス在宅ケアー研究会理事。

ボクは、以前から、このお二人が好きで著作を読んできました。
そのことは、瀧澤さんは知らないと思います。
瀧澤さん、感謝。
そうそう、数年前、東洋大学の哲学講座で中村さんのお話を聴講したこともありましたっけ。

内藤:今回の対談では、「視座を高める」というテーマをいただきました。
(略)生命誌というのは38万億年の歴史からいのちを見ようとするもので、
それ自体とても視座が高いですよね。
中村:物を見る時には二つの視点があって、一つは鳥のように全体を見渡すことです。
そしてもう一つはアリのように、地面を這うようにして目の前のものを見ると。
私、最初に現場が大事だって言いましたよね。それってアリの目でしょう。
どんなに立派なことを口で言っても、現場のことを知らなかったら、話が具体になりません。
だからこの二つの目を持つことを心がけてきました。
内藤:能の大成者世阿弥が『花伝書』の中で、
役者について「我見」「離見」「離見の見」の三つの視点を説いているように、

自分を見ること、相手の立場から自分を見ること、
そして人間関係全体を俯瞰して見ることを私は大事にしてきました。
そうすれば自分を笑える余裕であったり、ユーモアを言えるようになると思うのですよ。
いのちに向かう仕事にはそれがないと潰されてしまいますからね。(略)
それと先生がおっしゃるように、細々とでも現場を持っていないと、
皆さんに伝えられる話が生まれないので、患者さんとの出会いって大事ですね。
中村:きちっと現場を見る目は本当に大事。そのにあるものはすべて宝物ですから。

先師・五十嵐正美先生から、「単眼」と「複眼」を教えていただいたことを思い出します。

中村桂子さん×内藤いずみさんの対談。
興味のある方は、ご連絡ください。
コピーを送らせてもらいます。

コメント (2)
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安倍首相の「施政方針演説」 

2017年01月21日 20時23分06秒 | 日乗



昨日の安倍首相の施政方針。
TVは、あまり報道しませんネ。
マア、トランプ米大統領の就任式がありましたので、
施政方針演説のニュースに費やす時間が短くなることは仕方がありませんが、
ボクの感想では、スルーしているように感じました。
12時、6時、7時のNHKニュースを見ていたのですが、
日本の国会・政治・施政方針のニュースはありませんでした。

NHKの忖度か、国民に政治向きのことを知らせないもくろみか、
施政方針の内容の薄さか…

TV報道がありませんでしたので、Webと東京新聞で全文読みました。

トランプ米大統領の就任式も重要でしょうが、
安倍首相の施政方針演説も並列的でよろしいように思います。

きちっと、国民にその内容を知らせる。
きちっと、国民にその内容を解説する。(賛成の立場から、反対の立場から)
そして、国民に理解してもらう。
他国に目を向かせて、自国の政治から目をそむけさせるようなことがあってはいけません。

トランプ米大統領の誕生の一因は、既成政治の劣化・米国メディアの劣化が言われているのですから、
日本のメディアもしっかりと報道をしないと…
日本国内の「分断」も顕現するというものです。
現に、安倍政権になってから、2016年度の報道の自由度ランキングでは、
前年度より順位が11下がって180カ国中の72位だそうです。

さて、施政方針演説。
マア、いつもの自己中心。耳あたりの良い言葉を並べての自己陶酔内容。そして、多数を背景とした野党批判と拝聴しました。

いくつかボクの感想。
*我が国の重要な政治課題の一つは、エネルギー問題でしょう。
 ところが、原発についての具体的な言及がありませんでした。
 「安全・安心・安価」のスローガンで自民党が推進してきた原発政策。
 毎日、事故・欠陥が報告されています。
 また、核廃棄物の処理、福島原発の後始末…
 これからどれだけの国費が投入されるのか?
 ボクは、できるだけ早くの脱原発を支持しますが、
 しっかりと今後のスケジュール明示すべきです。
 都合の悪い課題をスルーしてはいけません。
*北朝鮮の拉致問題。どうするのでしょう?
 安倍首相は、以前、随分熱心で自信をもっていたように思いますが…
 これも、スルーでしょうか?
*沖縄関連。
 昨日も、米軍ヘリが不時着したそうです。
 日米安保も大事でしょうが、沖縄の民意が一番大事にされて良いと考えます。
 しっかりと、沖縄の民意をアメリカ政府に伝えるべきです。
*野党批判。(ボクは、特定の野党の支持者ではありませんヨ。念のために)
 多数を背景にした弱いモノイジメに見えます。
 それに、野党を批判するほど、自民党はエラくもありませんヨ。(笑)
 多くの国民が反対する安保法制・TPP・年金制度改革・カジノ法案etc、
 審議も強行採決も目にあまるものがありました。
 墨塗の資料・不誠実な答弁も酷すぎました。
 首相の不規則発言、「般若心経」を称えた議員、女性問題辞職した議員、不規則発言の議員…
 数を上げたら、恥ずかしくて野党批判をしておれません。
*演説の骨子を書いてみますネ。
 ①はじめに
 ②世界の真ん中で輝く国創り
 ③力強く成長し続ける国創り
 ④安全・安心の国創り
 ⑤一億総活躍の国創り
 ⑥子どもたちが夢に向かって頑張れる国創り
 ⑦おわりに

ボクは、昔、教師でしたので、首相演説をクラス目標に手直ししてみましょう。
 ①はじめに ~クラス創りのめあて~
 ②学校の真ん中で輝くクラス創り
 ③力強く成長し続けるクラス創り
 ④安全・安心のクラス創り
 ⑤友だち全員活躍のクラス創り
 ⑥夢に向かって頑張れるクラス創り
 ⑦おわりに

どうですか?
感想は、省略します。(笑)

今回の施政方針で、一番の減点は、
財政について触れられていないところ。
国民の生活目線が薄いところ。
TPP締結についての見通しの甘さについての反省が見えないところ。

(追)
国民の反対が多かったTPP。
トランプ米大統領の登場で締結が無理になりました。
首相は、「協定の合意は、今後の経済連携の礎となる」とのことですが、
自己弁護の言葉に聞こえます。
普通なら、政権がすっ飛んでもおかしくない事態です。
このことを追求できない野党。そして報道。
それに身内の自公からも不満の声が出てこないのは、政治の劣化そのものです。

素人の思いつくままの「自由連想」。

国民一人一人が、自分の頭で考えて、政治に関心をもちましょう!

『平等施一切』の実現に向けて。

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鎌田實『遊行を生きる』

2017年01月21日 00時00分14秒 | 日乗

今日の文化放送「大竹まことゴールデンラジオ」。
大竹さんは、今週水曜日から体調不良でお休みでした。
メインディッシのゲストは、医師の鎌田實さん。
昨年出かけたイラクのアルビル郊外のキャンプに出かけた報告をしてくれた。
武器(戦争)では平和は実現しないこと。
武器や原発を輸出するアベ政治を痛烈に批判。
どんなに口でえらそなことを言っても、
日本から武器を輸出すれば、
その武器でどこかの国の民衆が殺されることは自明のこと。
「成長戦略」のかけ声に乗って安倍政権を支持することは、
戦争に手を貸すことになること、人殺しの手伝いをすることに
しっかりと気づくべきだと思う。

新刊『遊行を生きる』の紹介をしてくれた。
親鸞さまの言葉も引文している?ようなお話もあった。
明日、書店で確かめてみよう。

ヒトは、武器を手にしたら、使いたくなります。
武器で、戦争で、平和は実現しません。

「成長戦略」のかけ声に、騙されてはいけません。

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