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法音カウンセラー 釋 真聴 《日乗》

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主宰者の《日乗》

『ワイルド・スワン』 権力者の(面子)

2020年07月29日 23時33分30秒 | 日乗

カウンセリング研究会【くりのみ会】のお仲間・岩◇さんお勧めの一冊。

ワイルド・スワン(中)
ユン・チアン著 土屋京子訳
講談社文庫 1993年3月1日 1刷発行

この作品は、1993年1月、講談社から刊行。
当時、随分と評判になったようですが、ボクは読んでいませんでした。

区立図書館から、借りてきました。
もう、読む区民もいないようで、集密コーナーから出してもらいました。

執筆のきっかけは、
イギリスに留学したいたユン・チアンのもとを母親が訪ねる。
その時に、一族の苦難の歴史を語ってくれたことだそうです。
本書の内容は、中国の近代史・文化革命の混乱、毛沢東の悪政を下敷きに、
一族と著者自身の葛藤・成長を描いたものです。

いまちょうど、
毛沢東の悪政。大躍進の失敗とその後始末のところ。
ちょうど、1959年末から1961年にかけての大飢饉のあたりを読書中。
中国全土の、餓死は本当にヒドすぎます。
もちろん、農民を取り締まる側、共産党員間の権力闘争の熾烈さ、密告等々も醜いものです。

絶対的権力者・毛沢東の(面子)を守るための悪政・粛清・弾圧…

本当に、全体主義・共産主義は、恐怖であります。

キーワードは、「権力者の面子」。

そうそう、このお国の官僚組織の混迷、官僚倫理の崩壊。
これも、ぼっちゃん権力者の(面子)のためか!

真っ当な政治・愚直な政治家の出番ですよねー。

 

 

 

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老爺のつぶやき

2020年07月29日 00時08分53秒 | 日乗
今日の文化放送「大竹まことゴールデンラジオ」で拾った話題。
作家の黒木亮さんのコラムを紹介してくれた。
黒木さんは、1957年北海道生まれ。早稲田大学卒業。三和銀行に入行。三菱商事ロンドン現地法人に入社。金融部長を務めながら金融小説『トップ・レフト』を上梓。2003年退職。現在、ロンドン在住。(Wikipediaから)
話題は、「日本メディアの情けなさ」。
先日、イギリスのボリス・ジョンソン首相が、イギリスの新型コロナ対策の初動のミスを認めました。
首相にインタビューしたのは、ポリティカル・エディター(政治部長的職位)のローラ・キューエンスバーグ氏(女性)。
13分半のインタビュー。
氏の冒頭の質問は、「新型コロナ問題に関して、あなたは何を間違えたと思いますか?」で始まったそうです。
ローラ・キューエンスバーグ氏の質問。
ボリス・ジョンソン首相の応答。
黒木氏は、両者の、訊くべきことを訊く記者、ごまかさず懸命に応える首相。
このインタビューを下敷きにして、日本の大手メディアの「小サラリーマン的」に姿勢を指摘したうえで、大手メディアの中にいるやる気のある記者、フリーの記者、評論家にエールを送っている。
今日も、コロナ関連、アベノマスクの8000枚配布、go to トラベル、ワーケーションの話題で、TVは賑やかだったようだ。
小中髙生は、授業時間確保のため、夏休みも短縮。
大学生は、9月からも、リモート授業になりそう。
医療関係者は、本当にお疲れで、ボーナスも出なかったり…と聴く。
国会議員の皆さんは、ボーナスを満額いただき、国会は休会。
どうも、安倍晋三首相が、「逃げて・お籠もり」とのweb記事も真実のようにも思う。
すぐに、国会を開会すべし。
議題は、
①コロナ対策。
医療・介護の充実と従事者への物心両面からの支援。
②豪雨災害の支援策。
③減税(「go to~」と言った個別の観光振興よりも、全国民に公平な施策が先)
④教育支援。(人作りが、10年後 30年後への投資)
一刻も早く、国会を開いてもらいましょう。
記者諸君には、しっかりと取材・報道をしてもらいましょう。
市民の皆さんは、もう少し、政治に関心を寄せましょう。
以上、老爺のつぶやき。
 

 

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