法音カウンセラー 釋 真聴 《日乗》

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「単眼」から「複眼」へ

2021年05月12日 23時40分21秒 | 日乗

web 12日(22:44配信)
デイリーの記事から。

本日、
東京五輪パラリンピック組織委員会の橋本聖子会長の記者会見。

五輪代表にに内定した競泳の池江璃花子さんへの、
東京五輪辞退を求めるメッセージに対して。

「SNSなどでアスリートに不安を掛けていることを見まして、
私としては本当に心が痛む思いです。
アスリートが責められるべきではなく、
組織委の会長である私が責められるべき問題だと思っている」

「一つ一つ丁寧なお話というのがなかなか上手くいっていないという反省もありますけれど、
開催をしないでほしい、辞退をしてほしいという矛先が、
アスリート個人に向けられるのは私自身としては許しがたいこと。
アスリートが本当に自信をもって東京大会に向けて頑張っていきたいという声すら、
上げることすらできない現状をみたときに、
もっとアスリートの皆さんが安心して準備に取り組める体制を作り上げていかないといけないと感じています」

橋本聖子会長の責任感や受け止めは理解出来ますが、
池江璃花子さんへのSNSは、「オリンピック反対=辞退」だけではないと思います。

「辞退してほしい」の言葉の背景を想像しますに、
新型コロナウイルスによる「重症化リスク」を心配してのツイートが多かったのではないでしょうか!

もし、「五輪中止」を主張するためだけの池江さん向けのSNSなら、
橋本会長の言うとおりです。
一人のアスリートに対して本当に失礼だと思います。

また、本日(12日)の加藤勝信官房長官の記者会見でもこのことが取り上げられた由。
「選手個人に対して出場辞退を強要するようなことがあってはならない」と。

橋本会長、加藤官房長官には、両論併記の発言をお願いしたい。


そうそう、橋本聖子さんは会長のお立場ですから東京五輪開催に一直線でしょうが、
この新型コロナのパンデミック(世界的な大流行)です。

「単眼」から「複眼」での差配を期待したいものだ。


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