法音カウンセラー 釋 真聴 《日乗》

カウンセリング研究会《くりのみ》
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主宰者の《日乗》

里村専精師「浄土真宗にようこそ」No130

2021年12月12日 22時58分44秒 | 里村専精師の言葉

12月のカウンセリング研究会【くりのみ】

◇12月24日(金) 午後6時30分~8時30分

 道元とカウンセリングコース 『正法眼蔵』講義&坐禅
 講師:駒澤大学教授 石井清純先生

◇12月25日(土)午前10時~12時
 親鸞とカウンセリングコース 『教行信証』音読&井戸端

★ぜひ、お立ち寄り下さい。会場は、「タワーホール船堀」です。

 

里村専精師の
「浄土真宗にようこそ」NO130をお届けします。


有為の奥山は、宛てにならない我々の世界です。
いろは歌は、これを超えて生きろと歌います。
世親菩薩は、唯識の学びを大成して願生道を示されています。
仏道を挙げて、一人の念仏者として最後の生を確保されました。
ここに有為の奥山を、いかにして越えるかが示されています。
人間は大きな生命海の中で、小さく自分を決めます。
そして本来的な生命を、小さく見積もってしまうのです。
こういう小さな自己に死んで、大いなる生命界に還る。
それが「往生(=utpadya)決定」なのです。
法蔵菩薩は、大いなるブッダ(世自在往仏)を見ました。
そして雄大な決断を持ちます。
その雄大さは、現代人の忘れた決断です。
現代人は、目先の小さな目標だけにこだわります。
本来の生命は、雄大な悲願に目覚めてこそ覚醒します。
それを「往生治定」と、私たちは学ぶのです。


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