昨晩、あるところで、親鸞聖人の『教行信証』(写真版)を見せていただいた。
一般には『教行信証』と略称されているが、正式な表題は『顕浄土真実教行証文類』。国宝の板東本と呼ばれる真蹟の他、西本願寺、高田派専修寺に写本があるそうだ。
昨晩見せていただいたのは板東本。
先日、日本橋三越で「親鸞展」が開催されていたのでご覧になた方も大勢いるでしょう。
この板東本は、2003年7月から2004年3月にかけて行われた修復調査の際、700カ所の角筆による書き込みが発見されたそうだ。
聖人は、晩年まで『教行信証』を補訂に取り組まれていた。
広く浅く安易な現代人とは対極のお姿には、頭が下がります。
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