本日(19日)午前、
カウンセリング研究会【くりのみ】親鸞とカウンセリングコースでした。
10名の方が参集です。
学習会の内容は、
*『顕浄土真実教行証文類』
化身土巻 「後序」音読
*『正信偈』& 三淘念仏・浄土和讃三首
*井戸端
久しぶりにご参加の特別支援学級の○○先生のお話
「この年度末で退職になります。4月からは講師として週4日勤務となります」
○○先生:実は、終業日にうれしいことがありました。
1年生の時から見てきた女児○○子さんも卒業です。
○○子さんは、時々パニックをおこし友人関係も難しいお子さんでした。
それでも中学年から高学年になるにつけ、随分落ち着いてきました。
ところが、終業日に・・・
次のような出来事がありました。
○ ○子:先生 中学校の制服が届いた!
○○先生:良かったね。それでどんな色?
○ ○子:(パニックをおこし)関係ないでしょう!何色か分るわけないでしょ!
***○○先生。ここで指導の言葉かけなどしないで沈黙していたそうです。
(それが良かったようです)と、先生の感想***
暫くして、
○ ○子:また、パニックおこしてね!
先生、ビックリした?
○○先生:大丈夫だよ。どうしたのかなー?と思っただけ。
○ ○子:紺色。
○○先生:紺色かー!。中学楽しいといいね。新しい友だちもできるね。
○ ○子:友だちはできない! だって、私、すぐにパニックおこして怒るから!
○○先生:自分のコトがわかるようになって素敵だね!
○○先生。
くりのみ会で、○○子がパニックをおこす自分の姿を見とめられること成長を報告してくれました。
くりのみ会にご参加の皆さん、
子どもに寄り添い・やさしい言葉かけを実践している○○先生に拍手を送りました。
お近くでしたら是非にも参加させて頂けるのにと思っています。
先生と児童との会話、とてもよい話題提供でしたね。
>○ ○子:先生 中学校の制服が届いた!
○○先生:良かったね。それでどんな色?
この場合、先生はまず「中学校の制服が届いたのね。」
でよかったのでは。そうしますと彼女の方から次の言葉が出そうです。
今月26日(土)金沢で不登校・引き籠り等の勉強会に招かれています。
その中で皆さんに問いかけてみたいです。どのようなレスポンスが出ますやら楽しみです。
久々の講義で私もワクワクしているこの頃です。
それではまた。失礼いたしました。
先生と児童との会話。
yo-さんのご指摘の通りですね。
教師は、直ぐに何かを聞きたくなりますね?
この先生。
カウンセリングの勉強をしていますので、
ご自分レスポンスが先走りだったことにすぐ気がついたようです。
○○子がパニックをおこしたとき、
取り繕うこともなく、パニックを抑えようともせず、待つ姿勢で沈黙したようです。
これが、次に展開で、○○子が自分に眼を向けたようです。
金沢のみなさんレスポンス、楽しみです。