道元さんの『正法眼蔵』との出会いは、
先師・五十嵐正美先生のすすめです。
半世紀前のこと。
当時、ボクは、都内で教師をしていました。
先生は、児童・生徒の前に立つ教師は、
専門性の他に自己の(裏打ち)が大事であると教えてくれました。
具体的には、『正法眼蔵』の音読です。
岩波文庫では四冊になります。
先生は、『正法眼蔵』その中から、
『現成公案』『菩提薩埵四攝法』の二巻を選択(センジャク)して手渡してくださいました。
そして、その両巻の繰り返しの音読は、
薫習(クンジュウ)の読書、薰染(クンゼン)の読書であると示されました。
1993年(平成5年)スタートしたのカウンセリング研究会【くりのみ】では、
両巻の音読、坐禅、【正法眼蔵】講義が、学習会の柱。
講義は、駒澤大学教授・石井清純先生です。
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