垣谷美雨のリセットを読んだ。ニャータウンは黄昏れてが面白かったので、垣谷美雨の作品を一通りチェックしたところ、リセットが一番面白そうだったので借りた次第。
主人公は兵庫県片田舎にある青海町出身で東京で暮らす香山知子、黒川薫、赤坂晴美の３人。３人とも47才で高校の同級生。
高校卒業後、ほとんど音信不通だったが都内のデパートで開かれた青海町の物産展でばったりと再会し、懐かしさから３人で飲みに行くことに。飲みに行った店の名前が「遠来の客」。「遠来の客」の壁に掛けられた絵の後ろのボタンを押すと自分の希望する年に戻れるという。それぞれの生活に不満を持つ３人が選んだのは30年前。つまり高校時代！人生をやり直したいと願う３人だが・・。
非現実的な話だが、SF的な感覚はなく読めて、お奨め。
３人のキャラクターがまったく違うのが、この作品を面白くさせている。ちなみに３人のキャラクターは主婦の知子(←美形で高校時代はもてた、熟女美人)、独身キャリアウーマン(←長身、秀才、剣道部所属)、晴美(←ヤンキー、高校中退、昼間はスーパーのレジ打ち、夜はスーパー銭湯勤務。風俗経験あり)。
もし過去にタイムスリップできるなら大学に入学したての頃かな。やり直したいとは思わないけど、あの楽しかった時代をもう一度体験したい。多分、30年前の自分に会ったら、随分、幼く感じるだろうな。
テンポが良く、読みやすい。他の作品も読んでみたくなった。
昨日のマリーンズは神宮で２試合連続で逆転サヨナラ負け。派手な負け方やなあ。今シーズン最初の試練。試練を乗り越えれば、さらに強くなれる。浮き足立ったら負け。まだまだこれから。
トレイルランは明日だけど、今日から八ヶ岳、野辺山に行って一泊。日曜日の天気予報、傘マークがなくなってた。良し良し！
