奥田英朗の「沈黙の町で」読んだ。好きな作家で何冊も読んでいるが久しぶりの作品読破。
テーマは中学生のイジメ。舞台は関東地方の田舎町の公立中学校(暑さが強調されてるから熊谷近郊?)。
テニス部に属する中二の市川健太とテニス部仲間で親友の坂井瑛介が主人公。同じくテニス部仲間の藤田、金子の4人は遊び仲間。
同じくテニス部に所属し、4人からいつもイジメられている呉服屋の息子でボンボンの名倉祐一が校内部室近くで転落死。イジメを苦にした自殺か、イジメがエスカレートした殺人か。
少年犯罪の真実を解明する難しさを実感する作品。被害者、加害者、それぞれの親子、学校関係者の苦悩を思い浮かべると、ちょっと気が重くなったが、昨今の学校崩壊を身につまされた。500ページ以上の長編作品だけど、読むこと自体は苦痛ではなく、すらすら読めた。
中学生男子にとって中学生活は人生最初のサバイバル
今の中学生は大変だね。俺らの中学生の頃もイジメはあったけど、今ほど陰湿ではなかった。今はネットの掲示板で中傷とか、金品の要求etcは立派な犯罪行為。
自宅のそばに中学校があるから、よく中学生が数名で固まって歩いているの目にするけど、見た目はまだまだ子供。殺人なんて別世界って感じだけどなあ。
子育てが大変なことを実感。こんな世の中だから少子化が進むのは納得。とにかく誰しもが楽しい学校生活を送れるような社会になって欲しい。イジメ、虐待、大反対!
昨日のマリーンズは名古屋でドラゴンズ相手に連勝。阿部がプロ入り2勝目。元気のないドラゴンズ相手とはいえ、僅差を守って4連勝。貯金が11もできてしまった。明日から交流戦後半戦!交流戦、優勝行けるぞ!