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空の走者たち~増山実

2015-09-11 | Book

栃木ツアーの話しは一休み。旅行に行く前から旅行中、電車の中で読んだ本を記録しておこう。読んだのは増山実の「空の走者たち」。

舞台は福島県須賀川市。須賀川市は東京オリンピックの銅メダリストの円谷幸吉と、ウルトラマンなど特撮ヒーロードラマを生んだ円谷英二の出身地。円谷という姓は須賀川市では結構多いらしい。

主人公は須賀川の女子高生の円谷ひとみ。陸上部を止め、自分の将来を模索。その、ひとみがタイムスリップして東京オリンピックで一躍ヒーローになった円谷幸吉に会う。円谷幸吉からマラソンの教えを受け、2020年の東京オリンピックの女子マラソンに出場する。

偶然にも、この本の前に読んだ「東京 あの時ここで 昭和戦後史の現場」に円谷幸吉のことが書かれていたので、ある程度の知識はあったが、この小説ではさらに深く書かれている。単なるファンタジー小説ではなく、ヒューマンストーリー。昭和の高度成長期の日本と現在、未来が交錯する作品。

フィクションではあるが、円谷幸吉、1964年の東京オリンピックで円谷幸吉とマラソンを走ったハンガリーのシュトー・ヨーぜフ、円谷幸吉の実兄など実在の人物も登場。

著者の増田氏はヨーゼフに取材するため、ヨーロッパに出向いたようだ。この取材が縁でヨーゼフは去年の10月、半世紀ぶりに来日。自費で須賀川市の円谷幸吉メモリアルホール(記念館)を訪問したらしい。イイ話だ。円谷幸吉が自ら命を断たず、健在なら現在、80歳。一般人も気軽にマラソンを楽しむ時代でマラソン大会のSPゲストで呼ばれていたかも・・・。

この作家のことは知らなかったが、オリックス・バッファローズの前身球団、阪急ブレーブスをモチーフにした「勇者たちへの伝言」という作品も書いている。この間、本屋に平積みになっていた。この本も読んでみたい。


2020年の東京オリンピックをテーマにした小説ではなく、スポーツヒストリーがテーマ。

昨日は仕事後に70分ラン。 今年の走行距離は1,446キロ。5日前に行った栃木が大変なことになってしまった。小学生の頃、実家が床上浸水した経験がある。近くを流れていた川の水面が堤防ギリギリまでゴウゴウと音を立てて迫ってくる恐怖感。今でも覚えている。早く水が引いてくれるといいが。

昨日のマリーンズはオリックスの惨敗。一昨日の試合と同じで終盤に勝ち越され、ジ・エンド。この5試合、1勝4敗。勝負の世界にタラ、レバは禁句だが、セットアッパーの大谷がいたら・・・。

 

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