HS1の整備作業で一番大物だったかもしれない、センタースタンドの修正が終わった。
この症状は時々見かけるんだが、センタースタンドシャフトのフレーム側の穴が変形してしまい、ストッパーの
効く角度が変わっていた。
たぶん実用車的な使用状況で重い荷物を積載してセンタースタンドを使用していたか、センタースタンドを
立てたままで体重をかけていたか?(何度も)
その結果、センタースタンドを使用しても、リアタイヤが接地してしまっていた。
フレーム側の穴を修正するには、当て板を溶接する方向を思っていたけど、エンジンを降ろしたりすることを
考えると手間もお金もかかるので、センタースタンド側を修正することにした。
ホームセンターで皿ビス加工されている板を発見したので、皿部分を少し深めに加工しなおして使用した。
ネジの頭がフレームに当ると、ネジ山がダメになりそうだったから。
4箇所も固定する必要はないと思ったけど、せっかく穴が開いているので・・・
この写真では3mm厚さの鉄板を2枚重ねてみたんだけど、実際に組みつけてみると思いのほかスタンドの
角度が浅くなり、立ち姿は凛々しい?んだが、安定性に不安を感じたので厚さを少しずつ調整して満足
できる角度に仕上げることが出来た。
なぁんて、文章で書くと簡単なんだけど、実際はスタンドを取り付けては角度を確認し、外して調整してを
繰り返したのでかなりの作業時間を費やしてしまった。
実は、作業中に余震があってかなりドキドキしてしまった・・・(しゃれにならないもん!)
センタースタンドがしっかりしたので、車体に力がかかる作業も安心して出来るようになった。
駆動部分のシール類も全て交換できたので、下回りの作業が終了!
そうそう!
このHS1はクラッチのプッシュロッドの程度が非常に良かった。
良く経験する曲がりもなく、磨耗も少ないので軽く研磨して組み付けることが出来た。
問題はセンタースタンドのシャフトで、フランジ側で溶接が剥離している箇所があった。
まぁ、センタースタンドのシャフトなんてあまり交換する部品ではないので、その辺に転がっているシャフトと
交換して作業終了!
こんなことがあるから、部品は捨てられないんだよなぁ
う~ん、立ち姿がしっかりしているぞ!