今度の日曜日、5月10日は母の日です。
ありがたいことに、私には母も義母もいるし、私自身も(一応)
母なのですが、こどもの頃からなんとなく苦手な日で、今もそんな感じです。
もともとが〈ジャック天野〉なので、好き、とかありがとうとか、ストレートに
言えないのです。
母も、一緒に住んでいて、しかも仕事まで一緒にしているので、
余計に「お母さん、いつもありがとう。長生きしてね」なんて口が裂けても
言えません・笑。
そんな私に比べ、あと3か月ちょっとで13歳になるというのに、娘のrは
なんでもストレート‥
いまだに「ママ、大好き」と抱きついてきてくれます。
こんな嬉しくって、こんなありがたいことは、世の中にそうはないとわかっていても、
ジャック天野が(すぐに)顔を出し、2回に1回は、あついーとか、言って
すぐに腕を取ろうとしてしまったり、の私です。
昨日読み終えた本の中に、こんなフレーズがありました。
ママが歩くと、まるでママ専用のそよ風といっしょに
歩いているみたいで、ずっとすてきなんだ。
『ベーグル・チームの作戦』
E・Lカニグズバーグ 作 松永ふみ子 訳
この本の主人公マークが、自分のママのことをこう言ったのです。
でも、マークにとって、ママは、決して理想の母だったわけでは
ありません。この前の文章でも、友達のお母さんはインテリだとか
乱暴な言葉使いはしないとか言っていて、でも、ママが歩くと‥
に繋がっているのです。
その「ママ」は自分の所属する野球チームの監督になってしまい、
おまけに兄をコーチに指名します。
親友だと思っていた友だちとも、しっくりいかなくなってしまったり‥の
厳しいシーズンでしたが、マークの視点から語られるマークの日常と
野球チームのシーズンはおもしろく、そんなに野球に詳しくもないし、
男の子も兄弟も、男の子も私にはいないけど、読後は爽やかさでした。
プライバシーについての記述から、ふんふんと、私自身が学んだことも
ありました。
マークが「プレイガール」という雑誌を自分のベッドのマットの下に隠して
おいたのを、マークは、誰も知らない自分の秘密だと思っていたけれど
実はママは気がついていたうえで、あえて、黙認していた
ということがわかったあとでの、文章です。
‥そうしたらパパが教えてくれたの。
あんたはあんたの身に合ったプライバシーを築こうとしてるんだって。
そしてママがあんたの小さい時には、小さいプライバシーを
大きくなったらもっと大きいプライバシーを許すようにしてあげないと、
あんたをこそこそ人間にしてしまうだろうって。
マークのママ、なかなかです。(パパもですけど)
お母さんって。
おかあさん、そんなこともわからないの、そんなことも知らないのって
こどもに思われているくらいで、ちょうどいいのかなあって思ってしまいます。
ここまで書いたら、『あなただけのちいさないえ』を思い出し、すぐにでも
開いて読みたくなりました。
ありがたいことに、私には母も義母もいるし、私自身も(一応)
母なのですが、こどもの頃からなんとなく苦手な日で、今もそんな感じです。
もともとが〈ジャック天野〉なので、好き、とかありがとうとか、ストレートに
言えないのです。
母も、一緒に住んでいて、しかも仕事まで一緒にしているので、
余計に「お母さん、いつもありがとう。長生きしてね」なんて口が裂けても
言えません・笑。
そんな私に比べ、あと3か月ちょっとで13歳になるというのに、娘のrは
なんでもストレート‥
いまだに「ママ、大好き」と抱きついてきてくれます。
こんな嬉しくって、こんなありがたいことは、世の中にそうはないとわかっていても、
ジャック天野が(すぐに)顔を出し、2回に1回は、あついーとか、言って
すぐに腕を取ろうとしてしまったり、の私です。
昨日読み終えた本の中に、こんなフレーズがありました。
ママが歩くと、まるでママ専用のそよ風といっしょに
歩いているみたいで、ずっとすてきなんだ。
『ベーグル・チームの作戦』
E・Lカニグズバーグ 作 松永ふみ子 訳
この本の主人公マークが、自分のママのことをこう言ったのです。
でも、マークにとって、ママは、決して理想の母だったわけでは
ありません。この前の文章でも、友達のお母さんはインテリだとか
乱暴な言葉使いはしないとか言っていて、でも、ママが歩くと‥
に繋がっているのです。
その「ママ」は自分の所属する野球チームの監督になってしまい、
おまけに兄をコーチに指名します。
親友だと思っていた友だちとも、しっくりいかなくなってしまったり‥の
厳しいシーズンでしたが、マークの視点から語られるマークの日常と
野球チームのシーズンはおもしろく、そんなに野球に詳しくもないし、
男の子も兄弟も、男の子も私にはいないけど、読後は爽やかさでした。
プライバシーについての記述から、ふんふんと、私自身が学んだことも
ありました。
マークが「プレイガール」という雑誌を自分のベッドのマットの下に隠して
おいたのを、マークは、誰も知らない自分の秘密だと思っていたけれど
実はママは気がついていたうえで、あえて、黙認していた
ということがわかったあとでの、文章です。
‥そうしたらパパが教えてくれたの。
あんたはあんたの身に合ったプライバシーを築こうとしてるんだって。
そしてママがあんたの小さい時には、小さいプライバシーを
大きくなったらもっと大きいプライバシーを許すようにしてあげないと、
あんたをこそこそ人間にしてしまうだろうって。
マークのママ、なかなかです。(パパもですけど)
お母さんって。
おかあさん、そんなこともわからないの、そんなことも知らないのって
こどもに思われているくらいで、ちょうどいいのかなあって思ってしまいます。
ここまで書いたら、『あなただけのちいさないえ』を思い出し、すぐにでも
開いて読みたくなりました。