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絵本の話を中心に、好きなもの、想うことなど。

花蜜柑の会@ヒナトノオト

2009-05-13 11:58:20 | 好きなもの・講座やワークショップ

昨日は、3月のセミナー終了後に伺って以来の、ヒナトノオトさんでした。

字面も音も、魅力的な、花蜜柑ーハナミカンーの会に参加するためです。

花蜜柑の会とは、どんな会でしょう? 以下、ヒナタさんの説明を
お借りしました。

房総鴨川は温暖で過ごしやすい土地ですが、
一番好きな季節はと問われれば、花蜜柑の頃、
と答えます。

家の周りに生えた夏みかんの花が咲き出して、
秘めやかな、甘やかな香りにすべてが包まれ、
不思議な幸福感に満たされるのです。

:::

以前から、本間の花生けのワークショップをと
リクエストをいただいておりましたが、
そうだ、初夏の野の花が豊かな季節に、
鴨川で摘んだ草花を使って、
ヒナタノオトにある器での花生けの会をしてみよう。
と思い立ちました。


とともに、蜜柑も。
蜜柑を使った簡単なお食事とお菓子も
ご用意したいと思います。




店内は、所狭しな感じで、花・花・花でした。(下の右側が夏蜜柑の花です)
     

    

最初は、好きな形のピッチャーを選んで、野バラを中心に生けてみます。(上の右側の花です)‥①
その次は、小さめの、花のために作られた器に、自分で好きな花を選んで。‥②
そして最後は、お店の中にある作品の中から好きなものを選んで
よいとのこと!! 胸が高鳴りました。‥③

本間さんは、いや、本間先生は、草月流の生け花の心得を生かしつつ、
花そのものよりも、器を生かすような花生けを常としている、という
お話が、ヒナタノオトの稲垣さんからありました。

実は私も、はるか昔、結婚したばかりの頃、草月流を習ったことがあり、
器と花の相性はもちろんのこと、置く場所や、眺める角度で変化する生け花の
楽しさは知っているつもりでした。

でも、葉や茎が、器の肌にどんなふうに映えるか、どんなふうに影を
落とすか、までは思っていなかったなあということに気付かされ、
さらに、「花生け」が好きになったのでした。


 私の①です。右側に飛び出ている花は、
なんとアカツメクサです。こんなに立派なの初めて見ました。

こちらが②です。
荒川尚也さんのガラスの花器があまりに繊細なので、
蕾のスイカズラと、名前のわからない、ピンク蕾がひとつだけついた草を合わせました。
写真が悪く、あまりわからないかもしれませんが、このガラスは
中に気泡が入っていて、水を口までいっぱいに満たし、そこに光が当たると
それはそれは美しいのです。
あえて、茎を見せないで生けた方がよいという先生のアドバイス通りです。


③の好きなものに生ける‥
すこし迷いましたが、仲本純也さんの作品を使わせていただきました。
こんな力強い焼きしめだったら、お花も濃ゆい感じにしてみたい(笑)と
思い、迷わずアザミを選び、あとは力強い緑の葉と、黄色みがある若葉を合わせました。

大脳の中で、シナプスが自由に伸び広がったのでは、と思うくらい、花生けの
ひとときは楽しかったです。

ご一緒した方5名の作品も、みなで眺め(お花は、他の方が生けた様子を
見せていただくのもまた楽しいひとときです)、
店主自らの料理でおもてなしを受け、とても贅沢な時間を過ごさせていただきました。
ありがとうございました。(あ、おみやげまでいただきました。)


料理の写真は、思うようにとれていず(たぶん食べるほうに専念していたため)、
デザートだけで、すいません。
本間先生のご主人作のケーキです。
夏蜜柑が3.5個分たっぷりしみていて、甘酸っぱくって、しっとりです。



コメント (10)
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