音楽の喜び フルートとともに

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精神科

2013-10-29 21:33:04 | 介助

気になっていた母の目の手術の経過は良かったらしい。
今日は、父を連れて精神科を受診。

受診したからといって、認知症をなんともできません。
進行を遅らせるアリセプトを処方してもらうくらいですが、これも、効果があるともなんともわかりません。
戻るわけではなく、遅らせるといっても進行は個人差がありすぎて、早いのか?遅いのか?比較対象するものがなくて、わかりません。

前立腺の腫瘍をとったおかげで、体の調子が良くなり、リハビリパンツは、必要ですが、自傷する心配がなくなった分だけ、生活はなんとか安定しています。尿がちゃんとでるので、体の調子も良く、皮膚もツヤツヤ、食べられなくて痩せてきていたのもほとんど戻ってきました。

母は、「よくなって、何も気になることが無い。」なんて先生に言っています。

「いやいや、ちがうでしょ。
何でも相談に乗ってもらおうよ。」と私。

父は、今は穏やかで、家でじっとほとんど動きませんが、最近、急に思いついて、もう返してしまった畑の世話をしなくては。と一人で出かけたり、近所のスーパーに買い物に行ってしまって、帰り道がわからなくなってしまったりするので、いつか帰れなくなるのではないかと心配なのです。

先生はじっと耳を傾けて、「そうなんですね。多分、体が、お元気になってきたので、動きたいと思うようになってきたのでしょう。習慣として、毎日決まった時間に散歩するといいですね。動きたいという衝動を満たして、体が疲れていれば、出て行く事は少なくなると思います。それに、歩いていると認知症の進行も遅くなります。」

なるほど、父は誘っても動かないけれど身体は元気になったら、動きたいということはあるのかもしれない。それを時々思い出して、出て行ってしまう。ある程度その欲望を満たしていれば、出かけたい衝動はなくなるのかもしれない。

入院中だったことで、知らないうちに、父は体が弱って動かないものだと、決め込んでいたのかもしれません。とはいえ、決まった時間に動いてない母や、私はなかなか決まった時間に散歩は無理かもしれない。でも、家にいるときは買い物を同じ時間に行くとか、生活を少し変えてみることは出来ます。

治療はできないけれど、困っていることを聞いてもらえると、ほっとします。心強い味方です。