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兄弟の順番による性格

2015-10-02 22:50:32 | 本・映画など

ヤマトシジミがマリーゴールドにとまっていました。
これは雌だそうです。雄と雌と羽の模様が違っていて、地味な方が雌です。

世界中の蝶の20000種類の中の40%がシジミチョウの仲間だそうです。

兄弟の順番によって特徴的な性格があるということを言いだしたのは、心理学者のアルフレッド・アドラーです。
その後、ドライカースや、ディンクメイヤー、マッケイがそれを実践的に使うシステムに組み入れられています。
家族は一番初めの社会ですが、客観的な視点ではなかなか見られないものです。
しかし、その一番初めに与えられた家族の中の位置、家族布置というのですが、人はそれによって、物事に対する受け止め方などに大きな影響を受け、ある種の傾向を持っています。

その傾向がわかれば、同じ失敗を繰り返すとすれば、布置による同じような受け止めかた、対処をしているからかもしれない。と気づくことがあるかもしれません。別の道を探すためにはまず自分を知ることが不可欠です。


ディンクメイヤー、マッケイによると、
初めに生まれた子どもは、2番目の子どもが生まれるまで親の関心を集めて育ちますが、その座をある日いきなり失います。年齢によっては、言葉も記憶もない時の体験ですが、このショックは大きいです。
この地位を守ろうと建設的な言動でその地位を守ろうとしますが、それが守れないと別の手で関心を集めようとします。

2番目の子どもは生まれた時から誰かと一緒です。彼らは自分が寝ているしかない時に歩き、ハイハイしている時に、走り、言葉を話します。
上の子に追いつけないために能力が無いと感じて育ちます。
上の子どもが持っていないもので、勝利しようとします。

3番目の子どもが生まれると、2番目の子どもは真ん中の子どもになります。
上の子の持っている能力はなく、下の子の持っている親の注目もない彼らは、常に不公平だと思っています。そのため公平さに必要以上にこだわり、ルールに執着しがちです。

1番下の子どもは、いつまでも赤ちゃんに見えますが、その位置を巧みに利用する癖を身につけやすく、たとえば、家の中で一番楽しい、一番弱い、一番臆病な子どもとしてふるまうことによって、家族に奉仕させてしまいます。道化者になったり、親に反逆したりして地位を確率しようとする場合もあります。

一人っ子は、いつも自分より大きく自分より能力のある人々に取り囲まれて過ごします。そこで、大人の中で自分の地位が確実に保証されるスタイルを身につける傾向が見られます。たとえば、、大変おしゃべりになるとか、チャーミングになるとか、知的になるとか、そして、もし目的にかなえば、内気になったり、意気地なしになったりもします。
また自分は特別な存在であり、自分の意志を押し通す権利があると考えがちです。

これらの傾向、それ自体は良くも悪くもなく、使い方によって建設的にも破壊的にも働きます。
自分を当てはめてみると、心当たりあったりして、ちょっとおもしろいと思うのです。