日曜日は、サロンでお世話になっているスタッフのTさんが出演する「はんなり まったり上方朗読会」を鑑賞に行きました。
13時半開演だったので、やっぱりサロンのスタッフY・Yさんと誘い合わせてランチを済ませてから行くことにしました。
久しぶりの心斎橋。
インターネットで探したお店。「花様」の日替わりランチ
滋賀県守山市にある自家栽培農地から運んだ有機農法近江野菜だけで作られたお料理は、さすが!
サラダと胚芽米入りご飯はおかわり自由。お茶も近江のほうじ茶がついておいしかった!
こちらはおかわりのサラダボール。
びっくりしたのは、栗かと思って食べたらこんにゃくだった!サラダにかかっているのは、ポン菓子と大豆。こういうところが素材にこだわるお店らしかった。
さて、上方朗読の会は、立ち上げたばかり、美しい上方の言葉を残そうと始められたのでした。
会場は大丸心斎橋劇場。私は初めて来ました。まだ新しくて綺麗な劇場です。
おはんをTさんを含めて5人で朗読し、休憩の後、幕間になんとシタールの演奏と嵯峨御流の生花の先生のコラボ。華やかに活け上がったところをバックに、春琴抄の朗読です。
鼓と笛の演奏にのって、春琴を杉本彩さん、佐助にAKITOさんが登場し、朗読されました。
おはんも、春琴抄も文学や映画で見たことはあっても、朗読は初めてです。
耳から入る上方言葉というのは、また印象が違って柔らかく、より情的な面を生々しく伝えられたような気がしました。
読み手の解釈のせいでしょうか、おはんは、別れる時も幸吉の幸せだけを願う優しい女という一面がクローズアップされていたように感じました。
私が読んだときは、幸吉のために身を引くというよりは、優しい口調ながら、毅然と引導を渡す強い意思のある自立した女という側面が印象に残っていたように思いますが、それぞれの解釈の違いを楽しめておもしろかったです。
Tさんも濃い緑の振袖姿で、とても落ち着いて見えて美しかった。
春琴抄は、佐助の犠牲、男女の情愛という感じで読んでいたものが、春琴の芸への尊敬。崇拝という一面が強調されて聞こえてきて、師弟愛の物語のように感じられておもしろかった!
昔の大阪を堪能した後は、現代の大阪。
↓こんなのが流行っているんでしょうか?まったりして癒される気持ちはわかりますが・・・。
大丸は、1922年に竣工された近畿圏最古の大正建築。
建築家ウィリアム・メレル・ヴォーリズによってデザインされたとってもオシャレな百貨店です。
エレベーターのグラスも素敵です。
そういえば、ヴォーリズといえば、メンソレータムで有名な近江兄弟社の創立者。近江八幡周辺は、学校や教会など、ヴォーリズの建築で溢れていました。この日、近江野菜を食べたのは、偶然だったのですが、何か意味があったのかもしれない。と後で思いました。
Yさんとおしゃべりが止まらなく、大丸のお店を冷やかして、疲れたのでモロゾフで喫茶。
プリンやクッキーを買っても喫茶をしたのは何年ぶりでしょう。
チーズケーキのセットと、栗のモンブランのセットを買って2人で半分ずつたべました。
いつも、サロンのことばかり話すので知らなかったけどYさんも私も、子どもの頃は推理小説好きだった!
江戸川乱歩、コナン・ドイル、エラリー・クイーン、エドガー・アラン・ポー、モーリス・ルブラン、アイザック・アシモフ、アガサ・クリスティーなどなど、懐かしい名前をおかげで数年ぶりで口にしました。
何年もつきあっているのに、案外知らないことがいっぱいあります。
今日はYさんと話せたことも楽しかったです。