音楽の喜び フルートとともに

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マンドリンオーケストラと

2016-09-22 22:10:20 | 音楽
今日、1日かかってなんとか「ボッカチオ」のパート譜作りを片付けました。

まだ、完成ではありません。1stマンドリン以外の譜面が無いので、合奏してみるまでわかりません。

オーケストラというものがあって、他は亜流のような考え方を学校教育で教わってきましたが、実は、オーケストラの形が大体決まったのは、そう昔のことではありません。

ギリシャ時代に、ダンサーと楽器奏者の配置される舞台の位置のことをオルケストラと呼び、その頃の楽器は、ヴァイオリンは、無く。楽器もさまざまでした。

イタリア宮廷では、ある時期までヴァイオリンによるオーケストラより、マンドリンオーケストラが流行していました。

音域もマンドリンがヴァイオリン、マンドラがビオラ、マンドチェロがチェロの音域を受け持ち、それにギターとコントラバス。
管楽器や、打楽器が加わります。

音量はそれほど無いので、管楽器はフルートやクラリネットなど木管が主に使われますが、金管楽器などは、あまり使われませんが、入ることもあります。
基本オーケストラでできる曲はなんでもできます。

フルートから見ると、他の大きな音量のある楽器が無いので、オーケストラより繊細な表現ができること、マンドリン属には、フレットがあるので、音程の問題があまりありません。

弦は弾いていると、緩んできて低くなりますが、一曲ごとに調弦しながらですが、ヴァイオリンに比べると圧倒的に合わせやすいです。

大きな特徴は、トレモロ。
同じ音の弦が、2本あり、手にはさんだピックを上下に動かすことで、長い音符を演奏します。

フルートやヴァイオリンのように繋がった音は無いのです。
しかし、丸いマンドリンの胴と2本の弦の共鳴は、切れているはずの音を繋げるだけで無く、女性が歌っているような豊かな響きを広げます。

まあ、良いマンドリンオーケストラの場合ですが。

フルートは、それだけで完結、完成しているプレクトラム(ピック〕音楽に、彩りや、多様性を加える役割です。が、邪魔しないようにしなくちゃ(;^_^A

合奏は、とっても楽しみです。








ボッカチオで大混乱

2016-09-22 00:57:58 | 音楽

マンドリンアンサンブル、スッペのオペラ「ボッカチオ」のフルートパート譜製作中。
フルートパートが無かったらしく、運の悪いことに、引越し前の我が家に送られていて、1週間遅れで再送付。福山に行っていて手にしたのは一昨日。

中には、25日の合わせ練習で譜面を作りましょう。と、お手紙が…。

スコアも入ってなく、マンドリンの1st譜のみ。
…どうしよう?
マンドリンと同じところばかり吹けるわけないし。

ネットを検索して、ネット楽譜のスコアを手に入れるしかない!
オケ譜ならフルート譜があります。それをいじればいい。

しかし、悪いお知らせが、ネット譜が無い。
お金を出して海外からオペラ譜を買っても、間に合いません。

ネット図書館で、見つけたのは、ピアノと歌のスコア。これだって、1幕だけで、103ページあります。
3幕もの。

しかし、仕方ない。
Youtubeで、全曲入れてくれてる人がいました!
ありがとう( ; ; )

3時間のオペラの中からの10分あまりの数曲を探し出し、ピアノ譜と、マンドリンパート譜を照らし合わせます。

そこから、原曲を壊さないように、フルートの音に合いそうなところを拾い上げます。

ピアノ譜をもとに、調性を考えてオブリガードや、伴奏、メロディをつけます。
マンドリンが弾きやすいように、転調してあるところもあって、大混乱。

ほかのパートとかぶらないかどうかは、もう当てずっぽう(;^_^A

マンドリン1st譜をカワイのスコアメーカーで、全部入れた後から、フルートをかぶせたり、削除して書いたり。

ここまでで、昼間他の仕事しながら3晩。
まだ、できません。

今度する時はお願いですから、お願いですから初めからスコアをくださいm(._.)m

パート譜は喜んで作らせていただきますので、どうぞ、どうぞお願いいたします。