音楽の喜び フルートとともに

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I先生マスタークラス

2016-09-08 21:59:07 | フルートレッスン

日曜日は、I先生のマスタークラスでした。
Adurのスケールをロングトーンで、吹きます。
1つの音が生まれて消えるまで。
打楽器なら叩いた後は、減衰するのみですが、フルートは、そういうわけにはいきません。どういう風にはじめるか?どういう軌道を描いて、どのようにきえるのか?を、自分の息と身体を使って表現するしかありません。

舌を使ってタンギング。
息のスピード、太さ、ビブラート。
足、腰、肩、首、手
全てをコントロール。

先生の集中の質が、私にも伝わってきて怖いくらいですが、怖がっては音はでません。

先生が聞かれて、少しでもぶれたり、かすれたり、ビブラートが均等でなければ、止められます。
そして、「こんなふうに」と吹いてくださいます。

美しい!

その吹き方はできないかもしれないとか、
どうやってるのか、わからないとか、考える時間は、ありません。

ただ吹くのみ。

まずかったら、またやり直し、よかったら、「まあ、いいでしょう。次にいって。」となります。

先生の規準に達したかどうか?

全身の神経を総動員して、聴き、吹きます。

この集中こそ、伝統の伝承に欠かせないものだったことに気づかされます。

どれだけ、行けるか?わかりませんが、行けるところまで、行きたいと思っています。