京都今出川大宮のF先生のレッスンでした。
明日神戸で演奏するソルのファンタジーop54を見てもらいました。

レッスン室はすっかりハロウィン仕様

ソファの上や

ピアノの上


消毒液も

ハロウィンの起源は古代アイルランドのドルイド僧で、キリスト教とは関わりがなかったそうです。
聖人たちのお祭りといっても、教会で、正式に行われるのではないそうです。
仮装して子どもたちが「お菓子かいたずらか?」と回るようになったのは最近のこと。
地獄の蓋が空いたような音楽、ホラー映画のような背徳的な音楽がイメージされるようです。
ベルリオーズの幻想交響曲
サン・サーンスの交響詩 死の舞踏
ムソルグスキーの禿山の一夜などは定番の曲。
ちょっと変わったところでフランツ・リスト(1811-1886年)
ハンガリー王国ドボルヤーン生まれ、バイエルン王国バイロイト没

の「死の舞踏」
グレゴリオ聖歌(9世紀から10世紀には存在していた無伴奏の聖歌)の「怒りの日」
をモチーフにしたピアノと管弦楽のためのパラフレーズ。
1838年イタリアに旅行したときにピサの墓所にあった
14世紀の絵画「死の勝利」

を見てインスピレーションを受けました。
ローマ カトリック教会のハレルヤの後に歌われるセクエンツィア(死後、天国にいくか、地獄に行くか
生涯の善行や悪行をもとに判断される)
「最後の審判」の時の音楽。

ミケランジェロ「最後の審判」
「怒りの日」を主題に変奏されています。
Dies iræ, dies illa
solvet sæclum in favilla:
teste David cum Sibylla
Quantus tremor est futurus,
quando judex est venturus,
cuncta stricte discussurus
怒りの日、その日は ダビデとシビラの預言のとおり 世界が灰燼に帰す日です。 審判者があらわれて すべてが厳しく裁かれるとき その恐ろしさはどれほどでしょうか

ハンス メムリンク1467
1849年に一度完成させましたが、改訂を加え、1865年にハンス
フォン ビューロー
フォン ビューロー

に献呈され、ハーグで初演されました。
リストによるピアノ独奏版、2台のピアノ版も存在します。