音楽の喜び フルートとともに

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黄金のリンゴ

2022-10-08 20:04:00 | バロック
木村先生のポット、かわいい!
この日は戴き物のアップルパイがあるからと連絡いただいて、練習後に頂きました。
水曜日は、金重さんが手作りの



アップルケーキ。

生協さんで年一回くる紅玉。
りんごのおいしい、豊かな季節です。

ピエトロマルカントーニオ チェスティ(1623-1669年)アレッツォ生まれ、ヴェネチア没
テノール歌手、オルガニスト、作曲家でした。
アッシジのフランチェスコ会に属し学びましたが、徐々にメディチ家の後援によって世俗的な音楽を作るようになります。
1650年フランチェスコ会と対立するようになり公的に叱責されます。

1652年オーストリア大公フェルディナンド カール


のインスブルック宮廷のメンバーになります。
1660 年に教皇礼拝堂に入りました。1666 年にウィーンの副カペルマイスターになり、1669年にヴェネツィアで亡くなりました。

「黄金のリンゴ」は、1666 年に皇帝レオポルド 1 世のウィーンでの結婚式のために書かれ、その後娘の17歳の誕生日にも披露されました。

1668 年に有名な豪華な演出で初演されました。

大規模なオーケストラ、多数のコーラス、天から降臨する神々 (デウス・エクス・マキナ)、海戦、嵐 などを上演するために使用されるさまざまな機械装置を含む、現代のベネチアン・オペラよりもはるかに精巧でした。


黄金のリンゴの舞台装置
オペラは、パリスの審判の物語です。

神々は、トロイの王子パリスに、ヴィーナス、ジュノー、パラス (ミネルヴァ) の3人の女神のうち最も美しい人、
誰がもっとも「黄金のリンゴ」に値するかを決定するように依頼します。

さて、このような選択を任されたら、みなさんならどうされるでしょうか?

ご想像のようにたいへんな不和が引き起こされます。しかし、結婚式用に作られたオペラ。
相応しい結末が待っています。