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秋のカンタータ

2022-10-18 11:11:00 | バロック
秋の里山。
すすきがきれいでした。
「四季」の曲はヴィヴァルディがあまりにも有名ですが、他にもいろいろあります。

ジョゼフ ボタン ド ボワモルティエ(1689-1755年)神聖ローマ帝国フランス ロレーヌ ティオンヴィル生まれ、ロワシー アン ブリ没

バロック音楽の作曲家で器楽曲、カンタータ、オペラバレ、声楽曲を作曲。
音楽史上、初めて庇護者無しに新作の創作、作曲の出版だけで生計を立てることのできた作曲家です。

メスでモテットの作曲家ジョゼフ ヴァレット ド モンティニーに音楽を学びます。
1713年モンティニーを追ってベルビニャンに移り、豊かな金細工商の父を持つマリー バレットと結婚。

100曲を超す作曲をしていて、人気があり楽譜を売ることで財を築きます。

1780年ジャン パンジャマン ドラポルドは「古今音楽史論」の中で、ボワモルティエを「ボワモルティエに幸いあれ!彼のペンはいともたやすく楽曲をふんだんに生み出したのだから。」と評しました。

ボワモルティエはこれに対し「私はね、儲けさせてもらっていますよ。」
と答えていたそうです。

カンタータ「四季」は今ではあまり知られていませんが、1724年に出版され、人気が出て、ヴィヴァルディにも影響を与え「四季」をかくインスピレーションをあたえました。

声と楽器と通奏低音のために書かれています。春夏秋冬を29曲に分かれて作曲しています。