音楽の喜び フルートとともに

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キリストの幼時

2022-12-26 09:01:00 | ロマン派
昨日のクリスマスイブは、家族で焼き肉とケーキ。
冷凍のケーキにいちごをのせただけ。

ツリーの代わりにディスプレイを手作り。
長男に頼まれた職場に飾るためのものです。1ヵ月交替で順番にするそう。
本当は自分で、作らないといけないのに毎回頼まれます。
3回目。

小学生の時、宿題さえ手伝わなかったのに、大人の今になってこんなことをする羽目になるなんて…まあ、離れて住んでいて他に何もできることもないし。
少しうれしい…やっぱり親ばかかな。

25日は昼からピアノの坂田さん、ヴィオラ金重さんとフルート久米のセンメルトリオで京都パガニーニでコンサートに出ます。

ドビュッシーのベルガマスク組曲からプレリュード、メヌエット、月の光を演奏します。

朝からリハ、昼本番、夜打上げなので、ブログ書けるかどうかわからないので予約投稿します。

エクトル・ベルリオーズ(1803-1869年)フランス共和国ラ コート サン タンドレ生まれ、フランス帝国パリ没

1850年ベルリオーズは「羊飼いたちの別れ」を「パリの宮廷礼拝堂の楽長ピエール デュクレが1685年に作曲した古風なオラトリオの断章」としてフィルハーモニー協会のコンサートで発表します。

これは好評で批評家たちも高評価を与えます。

後に、ベルリオーズは「この曲ば実は
自分の作品である。」と告白しますが、評価は変わりませんでした。

これに気をよくしたベルリオーズは、拡大させて、1850年第2部を1854年に第1部と第3部を作曲します。

宗教的3部作と名前をつけています。
第1部はヘロデ王の夢
レスタチーヴォ
キリスト誕生直後のパレスチナ、ヘロデ王が今日生まれた子どもが王位を脅かすという夢を見て、恐ろしい虐殺を思いついた。と、レスタチーヴォで告げます。

第1曲夜の行進
人気の無いエルサレムの通りを兵士たちが行進し、ヘロデの悪夢について語ります。


第2曲ヘロデ王のアリア
ヘロデ王が不安を口にします。

第3曲ポリドールスと、ヘロデ王
ポリドールスがヘロデ王に占い師が集まっていると告げます。

第4曲預言者たちとヘロデ王
預言者たちが占いをし、今日生まれた子どもが王位を脅かすと告げます。

第5曲聖マリアと聖ヨゼフ、見えざる天使
天使が、マリアとヨゼフに危険が迫っていることを知らせます。

第2部エジプトへの逃避
第1曲序曲
羊飼いたちは聖家族を見送るために馬小屋に集まっています。

第2曲羊飼いたちの聖家族への別れ
羊飼いたちが聖家族との別れを惜しみながら、幸福を祈ります。

第3曲聖家族の憩い
旅の途中砂漠の中のオアシスで聖家族が休みます。

第3部サイスへの到着
アレグロ ノン トロッポ
語り手が聖家族がどのようにサイスにたどりついたかを語ります。

第1曲サイスの街の中、聖マリアと聖ヨゼフの二重唱
サイスで何軒かの家の扉を叩きますが、冷たく追い払われます。
最後にイシュマエル人の家族によって温かく迎え入られます。

第2曲イシュマエル人の家の中
家父「入り給え、哀れなべブライ人よ」
ヨゼフと同じ大工だった家父はとどまって一緒に暮らすように言います。

若いイシュマエル人による2本のフルートとハープのためのトリオ
聖家族をもてなすためにイシュマエル人の子どもたちが演奏します。

家父「涙されるのか、若い母よ」
家父は聖家族にゆっくり眠るように言い、聖マリアと聖ヨゼフの感謝の歌にイシュマエル人の合唱が加わります。

第3曲エピローグ
語り手が物語全体を語り、無伴奏で合唱も加わり、アーメンで終わります。

2本のフルートとハープによるトリオ
イシュマエル人の子どもたちが聖家族をもてなすために演奏します。






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2 コメント

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ベルリオーズ (takan32)
2022-12-26 20:07:05
久米さんへ、私のブログにいいね!をありがとうございます。
ベルリオーズで一番演奏機会が多いのは、幻想交響曲ですね。
ご紹介されている曲は初めて耳にする曲です。
ドビュッシーの月の光はピアノ曲ですが、フルートで演奏することも多いのでしょうね。検索するとフルート用無料楽譜というのが出てきました。
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Unknown (m-fluteangel16)
2022-12-27 13:50:19
@takan32 さん、こちらこそありがとうございます。
そうですね。幻想交響曲が1番ですね。
ドビュッシーはフルートと相性が良く、いろんな編曲があります。
今回はもともとはフルートとヴィオラとハープのための編曲ですが
ピアノに無理をいって弾いてもらいました。
編曲は2013年に85歳で亡くなったダマーズです。他にもフルートのためにたくさん書いていて「演奏会用ソナタ」が有名で、よく演奏されています。
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