蘭は世界に700属、15000種あるそうです。
ミルトニア属利休
ミルトニア属パンジーオーキッド
v.パット デユライト パンダ
オドントグロッサム
これは何かな?
ヨーロッパに蘭の花が入ってきたのは18世紀だそうです。
1731年西インド産のBletia vercundaという種が初めて紹介され、翌年開花しました。
1800年パンダ、デンドロビウムが紹介されました。
1823-25年スタンホベアやオンシジウムも入って来ました。
様々なランの花 エルンスト・ヘッケル(1834-1919年)
温室もなく栽培法もわかっていませんでしたが、次第に温室が作られ、水苔も使われるようになり、品種改良も行われるようになりました。
ジュルジュ ビゼー(1838-1875年)フランス王国パリ生まれ、フランス共和国ブージヴァル没
歌劇「カルメン」
タバコ工場で喧嘩をして牢獄に入れられたカルメン。気を引くために花をホセに投げつけます。
婚約者がいながら、まんまと誘惑されたホセはカルメンを牢から逃がします。
その罪で牢に入れられたホセが1ヶ月後、釈放されて酒場で飲んでいるとカルメンが現れ、彼のために踊ります。
カルメンに魅せられたホセが帰営ラッパに気づいて
「軍に帰らないと」と言うと
「さっさと帰れば、あんたの愛なんか信じないわ!」とカルメンに言われます。
そこでホセが歌うのが「花の歌」です。
おまえが投げた この花を
俺は牢の中でも手放さなかった
しぼんで ひからびてしまっても
甘い匂いは変わらなかった
何時間も 何時間も
じっと まぶたを閉じたまま
その匂いに酔いしれながら
闇の中で おまえを 思い浮かべた
おまえを呪ってやりたいと思った
おまえを憎んで こう言いかけた
なんでまた あんな女に
俺はめぐりあったんだろう?と
そのあとで そんな自分を責め立てて
気がつけば 俺の望みはただひとつ
ただひとつ 希望はひとつ
もう一度 おまえに会うこと
おお、カルメン!
おまえに会うことだけ!
なぜなら おまえはやってきて
俺をちらりと見ただけで
もう 俺をとりこにしてしまったんだ
おお!俺のカルメン!
俺はおまえのものだったんだ!
カルメン!おまえを愛している
カルメンが口に加えてホセに向かって捨てた花は赤い薔薇…と思いきや、実は原作では「カッシア」の花
なんだかイメージと違います。
大航海時代が始まり、18世紀はあらゆる植物がヨーロッパに入ってきます。カッシアはブラジル原産。
スペインが舞台の物語。おそらくスペイン経由でヨーロッパに新しく入ってきたと思われます。
ヨーロッパがカッシアを学術的に認識、分類したの1809年。比較的栽培しやすく、どんな気候にも適応した花でした。
蘭の花、豪華ですね!
楽しみにしてくださっているなんてうれしいです。
アルルの女、演奏されたのですね。
いい曲の数々ですね。
返信もありがとうございます。
真っ直ぐなご意見に共感しうれしくなって、思わずコメントしてしまいました。
読んで下さってとってもうれしいです。
豪華な蘭の花々、やはり特別ですね。
とても華やかで、思わず吸い寄せられました。
いつも音楽のお話を楽しみにしています。
ビゼーのアルルの女を演奏したことがあるので、懐かしくなりました。
お花や音楽のこと、色々知らなかった事が多く楽しく拝見させて頂いております♪