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11月になって、さすがに肌寒くなってきました。
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桜の並木も寒そうと、思ったら、花が所々に咲いています。
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もちろん多くはないです。
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一本にニつか三つ。
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撮影会になりました。
ピョートル イリイチ チャイコフスキー(1840-1893年)ロシア帝国ヴォトキンスク生まれ、ロシア帝国サンクトペテルブルク没
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「四季」の11月。
サンクトペテルブルクの音楽雑誌月刊誌「ヌーヴェリスト」に連載されたチャイコフスキーのピアノ曲と詩のコラボの中の一曲。
11月は「トロイカ」です。
詩はニコライ ネクラーソフ(1812-1878年)
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ウクライナの落ちぶれた貴族の息子として生まれ、父の遺志に背き軍隊ではなく、ペテルブルク大学の文科の聴講生になりました。
仕送りを断たれ文筆の仕事を探しました。プーシキンの雑誌の発刊者になるなど成功していきました。
ロシアの、農民の苦しみに共感する作品を書いています。
ボロディンや、ムソルグスキーが彼の詩に曲をつけています。
「トロイカ」は、3頭立ての馬車のことです。郵便馬車や、荷役に使われました。
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「トロイカ」
遥かな道を眺めて憂うな
トロイカの後を追うな
胸の内の哀しい予感は
かき消してしまいなさい
オーケストラもいいけれど、チャイコフスキーは小品もいいですよね。
和声が甘くて魅惑的…素敵な表現ですね。
リヒテルさんのピアノも美しいですね!
でも こうして たまに ピアノという単一の音色で演奏されたものを聴くと チャイコフスキーの音楽は メロディーラインだけでなく 和声の響きも とても 甘くて魅惑的なことに今さらのように気づきました。
動画のテロップを見ると たぶん リヒテルさんの演奏と思いますが とても美しい演奏と思いました。
これから真冬にかけて くるみ割り人形など チャイコフスキーが何かと聴きたくなる季節ですね。