GWの一日目、今日は音楽で遊ぼうの打合せ。
友達が作ってくれたゆずジャムを、紅茶に入れて飲みながら、Sさん宅で、打合せ。
第二土曜日は、子どもの日のあとなので、こいのぼりを子ども達にはベルでチャレンジしてもらいます。春は一年生が多いと思うので、知っている歌で「崖の上のポニョ」
季節の曲として、フルートでメンデルスゾーンの「春の歌」を聞いてもらうことにしました。
「春の歌」はもともとピアノの無言歌集の内の一曲です。
「無言歌集第30番op.62-6」(1842年)アレグレット グラティオーソ
彼は一生涯無言歌集として、ピアノの小品をいくつも書き続けました。あまり、難しくなく、ピアノを楽しんで演奏できる曲で練習曲として広まりました。
標題はメンデルスゾーン自身がつけたものではなく、楽譜の頭にFruhlingslied genannt 「春の歌のように」と書かれているところから、後から付けられました。無言歌集の中ではもっとも有名な曲でフルートのほかにも、ヴァイオリンとピアノに編曲されて演奏されることもおおいです。
今回演奏するのは「フルート名曲31選」ドレミ楽器の編集によるものです。
ピアノの伴奏の右手の少し違和感があって、アルペジオの最後の音がキラッと輝くような音が出ず、どうしてもくぐもって、重たく聴こえてしまいます。「軽く、明るく、右手の小指を聴かせたら?装飾の前打音のような感じでやってみたら」などと苦しんでいると、
Sさんが最後に原曲版のピアノ符を出してきてくれました。
みると、原曲はA-durなのに、フルートの音域を考えて、F-durに編曲されています。
これだけで、もう、少し暗い目に聴こえます。
そして、アルペジオ記号で書かれている和音は、原曲では装飾音…
原曲版で演奏すると、軽やかな輝くような右手の動きが際立ちます。
Sさん曰く、アルペジオ記号で、表記されていると、同じ音でも、はじめの最低音に比重を置いてしまうそうです。なるほど違和感の原因はこれでした。
転調と表記の変化がわかると、これを克服するためのデフォルメの操作が必要なことがよくわかります。
すると・・・変りました。いい感じ。これなら原曲のイメージを壊さずに演奏できそうです。
音楽って、本当に興味深いです。
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