夕方、実家に帰ると高校から帰ってきた姪が来ていました。明日、センター試験だそうです。妹は夜勤なので、朝起きられるかどうか心配。
ここに来ると、母が起こしてくれるから安心なんだそうです。
今日は、母がいるので、私がレッスンをしている間、勉強しながら、夕飯を作る母と喋りながら待っていました。
レッスンは小五のKさん。
小学5年生は身体が小さいので、楽器を持って立つだけでも大変なので、大人と違って時間を短め、お月謝も安くしています。
それでも、Kさんはしっかり立って、吹けなかったら、何も言わないのに一人で何度も何度も吹いてくれます。
音が鳴りにくいEの音も納得がいくまで吹き直します。
どうなるかな?としばらく見ていましたが、なかなか難しそうなので、とめて、
「こうやってみて。」
Eのキーを押さえて、トーンホールに息を吹き込みながら、ゆっくりと管を外に向けていきます。最後は音が出なくなって、息の音だけになります。
それから、真ん中に戻って、今度は内側に向けていきます。音が出なくなるまで。
音程や、音色が場所によって変わっていきます。
Kさん、キョトンとしています。
「音が出ないところまで確かめるんよ。ここに一本道があって、端まで行ったら落ちるよ。こっちの端まで行ったら落ちるし、あっちの端も落ちる。落ちないけれど、今いるところはどこ?こっちの端?もしかしたら後一歩で落ちるところかもしれないね。
どこにいるか知るためには、端っこまでいってみないと。
これはフルートだから、落ちても死なない。だから、落ちてしまうところまで行っても大丈夫だから、どこまで行ったら落ちるか端を知るためには落っこちて息だけになるところまで確かめるんです。」
「フルートだから。」というので、「そう。実験するの。」と答えたら、ちょっと笑って、「実験!」と言って試してくれました。
やってみると「おおっ!」
「けっこう幅は広いでしょ。」
「うん。」
真ん中から吹いて、外側までずっと。
それから、内側。 いろんな音で、試してみました。
それからドレミ・・・。ハ長調のスケール。
いい感じです。
音楽は文系だと思われていますが、科学でもあるのです。
モーツアルトの音楽が脳の発達に影響を与える。ということを、一度は聞いたことがあるでしょう。
本当のところ、どうなのでしょう?
ウィキペディアによると、
1991年に出版されたフランスの耳鼻科医アルフレッド・トマティスの著書に記述されていました。1993年心理学者フランシス・ラウシャーらが学術誌「ネイチャー」に発表した論文で、モーツァルトの「2台のピアノのためのソナタ ニ長調」K.448を学生に聞かせたところ、他の音楽を聞かせたり、または何も音楽を聞かせなかった学生よりも、空間認識テストにおいて高い成績を示したとあります。効果は音楽を聴いて10分から15分程度だけの限定的なものであるということです。
この論文は、新聞に取り上げられ、これが今のモーツアルト効果の根拠になっているそうです。
特にモーツアルトなのかどうか?他の音楽ではどうなのか?と取り沙汰され、
1998年にラウシャーらはラットを用いたT字型迷路試験 (T-maze) を行い、「2台のピアノのためのソナタ」を聞かせたラットはフィリップ・グラスの曲を聞かせたラットよりも早く迷路を抜け出すことを見出し、モーツァルトの楽曲は脳を直接刺激していると結論した。
と、あります。
その後も、この説は論争を呼び、いろんな人が実験を継続しています。結論は出ていませんが、
須藤伝悦著「モーツアルトが求め続けた脳内物質」講談社+α新書2008年出版 という本の中で、19人の作曲家の100曲をマウスに聞かせて、血液を検査する、という実験をしたところ最も効果があったのはモーツアルトの「ディベルティメント第7番のアダージオ」(K205)だったそうです。
ラットの血液中のCaが5〜6%増え、ドーパミンレベルが18%高くなりました。高血圧も改善されたそうです。
100曲の中にどんな曲があったのか?クラッシックだけか?ジャズや、ロック、童謡ではどうか?気になるところです。
それに、モーツアルトと言っても演奏にもよるよなぁ。とも思います。
頭がよくなるかどうか?
は別としても、モーツアルトの音楽が人間になんらかのポジティブな影響を与えることは、私の実感としては確かだと思います。
そして、もう一つ聴くだけよりも、演奏することは、言語、情報処理、計画力、記憶力、ドーパミンの分泌などの向上に効果があることは科学的に証明されているそうです。
今朝は、子育てサポーターで、姉妹をお預かりしました。
車で迎えに行って、自宅で2時間。また、送っておしまい。
「おもちゃ、おもちゃないの?」というので、ぬいぐるみ、マラカス、おもちゃの笛を出したら、大騒ぎ。マラカスを振って「どんぐりころころ。」を何度も歌って、妹はまだ歌えないけれど、お尻を振ってケラケラ笑ってたいへんでした。
「もうないの?」と言うので、アフリカの太鼓ジャンベを出したら、トントントンと叩いたら、トントントンと叩き返して、トーン、トーンと叩いたらトーン、トーンと叩き返して太鼓のセッションになりました。
それから部屋にあるピアノを見つけたので、「むすんんで、ひらいて」を弾いたら、「知ってる!」と何度も歌ってくれました。
自分でも、バラバラと弾いて大喜び。
シンギングボールを叩いたら、コ~~~~~ンと長~い残響に、さっきまでの狂騒がピタリと止まって耳をすませます。
これぐらいの年の子どもは本当におもしろいです。しかし5分と同じことが持ちません。
それも退屈してきたら、今度はクレヨンで絵を描きました。色画用紙を見せると、「ピンクが良い!」というので、ピンクの紙にしばらくおねえちゃんは色を塗っていましたが、「描いて」というので、「何を描く?」というと「おかあさん。」というので、お母さんの絵を描いたら、次は車、バス、葉っぱ。
書いているうちに思いついて、「葉っぱが一枚、葉っぱが二枚♪」と思いついてでたらめな歌を絵描き歌を作って歌いながら描いたら、「次は?次は?」と言ってくれるので、調子に乗って絵を描いているうちに、時間になりました。
「帰るよ。」というと、「もう帰るの?」
家に送っていってお母さんと挨拶して帰ろうとしたら「どこに行くの?」「もう帰るの。」
「おうちに入らないの?」と惜しんでくれました。
午後からは、Mさんが、毛糸を持ってきてくれました。
前にいいマフラーをつけていたので、「それいいなぁ」と褒めると、「おもしろいよ。簡単だし、する?」と誘ってくれたので「うん!」ということで、お願いしていたものです。
変わった毛糸でしょ。これをほぐしたら、こんな感じです。
編み針でこの大きな網を一目としてMさんが教えてくれたようにグイグイ編んでいくと・・・できました。
黒色は冬用、ラメの混色は春用のマフラーが、1時間ほどで編めました。
実は、編むのは苦手でウン年ぶりですが、なんとかできました。
簡単でお勧めです!
その後、サロン卒会用の制作をいろいろ相談。
試作用の材料を買いに行き解散!
今年もMさんと私、創造的な一年になりそうです。
今日は今年初の子育てサロンです。
年末にMさん、YY考えたプラ板つくりの本番ですが、大きなオーブントースターを二人が持ってきてくれました。プラ板、ひも、アルファベットの図案をYYさんが準備。
私はアルミホイルと、硫酸紙、はさみ。
硫酸紙はシリコンのパレットがいいなぁ。と思って後で入れようと思っていたら、忘れました(^^;
アルミホイルは、トースター2台分。暮れに切った分があるある。と思っていたら、小さめの一台分・・・あれれ?!
Mさんが、「大丈夫!近所やから取りに帰るわ。」と取りに帰ってくれました。新年から迷惑をかけました。
さて、お名前をIさんが、呼んでくれると、一ヶ月ぶりの子どもたち、少し成長した姿を見せてくれました。自分で名札を取りに来てくれる子、お友達の分も取ってくれる子。お母さんに抱かれている子。サロンは未就園児と保護者なら誰でも参加できるので、月齢もいろいろです。
元気よくサロンの歌をMさんがリードしてみんなで歌って踊ってくれました。
その後、SYさんが、手遊び。「ピアノを弾いてね。」と始まる前に持ってきてくれたのは、「むすんでひらいて」と「グーチョキパー」。「ぐー・・・。」の方は初めて聴く曲。楽譜があったので弾けました。ちょっとリハビリしていたのが効いてきたみたいです。よかった!
雑巾絞りは、私も兄弟の下の赤ちゃんと一緒にやってこちょこちょ!お兄ちゃんとお母さんとの時間を作ります。弟くんはキョトンとしていますが、お兄ちゃんは嬉しそう。いつも我慢しているものね。
さて、プラ板作り。
YYさんが、お母さんたちに説明してくれています。その間に私たちは子ども達とあそびます。
Tさん、Oさん、Iさんの強力な面々がしっかりと子どもたちをサポートしてくれるので助かります。
私も今回は、赤ちゃんを抱いたまま、あっちへ行ったりこっちへ行ったり。
お母さんとどうしても離れられない子は、テーブルでお母さんと一緒にいてもいいのです。
子育て中でも、自分が楽しんだり、何かを創造したりできることを知ってもらいたいです。
たかだか15分~20分ほどの間のことですが、周りの人を信頼して子どもを預け、集中して楽しんでほしいと思っています。
これが、お母さんたちが作ったプラ板です。同じ型紙ですが、個性的でしょ。
この後、Tさんが大型絵本を読んでくれました。お母さんに一緒に遊んで、お母さんたちと、子どもたちが離れてそれぞれに一生懸命楽しんで、最後にまた一緒に絵本を楽しんで、このメリハリが大事です。
さよなら三角を一緒に歌って「おしまい、さあお片づけしてまた今度。」というと、やっと歩き出したような子どもたちがちゃんと自分の座っていた椅子を誰にも言われずに、持って来て片付けてくれました。
親が自立すれば、子どもも自立する。おもしろいなぁ!ほんとにそのとおり!
3連休、一日目はレッスン。
昨日は京都の錦市場で佃煮と赤大根のすぐきを買って来て食べ、歩き回ったので、疲れ、今日は笠置温泉に行ってきました。
笠置温泉は、町営の日帰り温泉で牧野から車で1時間ちょっとでいけます。
お昼ご飯も家で食べて行って帰れば、入泉料800円。JAFの会員証を見せると100円引き高速も無いので、地道を通っていくので、安くてお手軽なレジャーです。渋滞も京都や、大阪を向いて行くよりは比較的すいていてお勧めです。
温泉は広々としていて、サウナとバブルと露天の3種でシンプルな方ですが、泉質がいいのかヌルヌルしていて、長いこと温まります。
行く前には夫が大好きな山城の森にも寄れます。
冬なので、虫はいないと思っていましたが、落ちていた朽木をヒョイっとあげて見ると冬眠中のコクワガタメスがでてきました。おおっ!
写真を撮って、そっと元いたところに帰しました。
冬も森は生きています。苔、杉の林。
こっちは雑木林。
単線の踏切。
のどかです。103系というそうです。
木津川沿いの163号線。トンネルを抜けて、
鉄橋を渡ると笠置温泉のそば。
笠置駅。
いい感じです。
温泉街というには、こじんまりしています。
温泉に入っていい気分。
出てくると、夕暮れ。
木津川に沿って走るのは気持ちいいです。
今日は、金曜日。Sさんの初レッスン。
4月3日 14時~ 京都コンサートホール での、第8回 日本フルートフェスティバルin京都に参加、出演されます。
これは広く公募して、Aフルートオーケストラ プロ奏者。音大卒 とBフルートオーケストラ 一般愛好者。ヤングフルーティストを編成して、一同で演奏しようというものです。
京都、あなたと モーツアルトという副題がついていて、今回はモーツアルトの曲を演奏されます。
「先生、練習に行ってきましたけど、みんな上手で!大変なんです。」
アイネクライネナハトムジーク、ハフナー。それから、委嘱作品のビバ!!京都、滝廉太郎の花。
4thを演奏されますが、はじめられて4年で演奏するには、ちょっと難しい編曲です。
「ゆっくりだったら、まだいいんですが、速くって!クビにはしないって、言ってはりましたけど・・・。」とSさん、少し不安そう。
「大丈夫ですよ。まだ、3ヶ月以上あるし、練習できますよ。でももし、完成しなくて迷惑をかけそうだったら、音を抜いて吹いたらいいし、終わった時に少しでも基礎力を上げられるように考えましょう。」
アイネクライネナハトムジークをレッスン。モーツアルトは、何も奇をてらったことをしていません。スケール、アルペジオが、上からきたかと思ったら、次は下から駆け上がる。優雅で軽いスタカートで、アーテキュレーションが少し変化しているといった具合で、基本奏法をしっかりと、音程を守って演奏できる力が必要なのです。
なあんだ、簡単じゃない!と思いますが、実はこれが一番難しい。
スケールとアルペジオはあらゆる楽曲の基本です。これができていればどんな曲でも美しく演奏できます。
画家が一本の線と円を思うどうりに描けたら、すべての線を自由に描くことができるという具合です。
さて、Sさんは好奇心旺盛、新しいものを柔軟に受け入れることにわくわくされていることが傍から見ていてもよくわかります。
この挑戦も果敢に挑み、きっと何かを得られることと思います。
私もお手伝いできるのがとってもうれしいです。
まだ始まったばかり、一緒にがんばりましょう!
ところで、夫が滋賀方面に出張して帰ってきたら、猿に出会ったというのです。
湖東三山の近くの高速で、5、6頭まとまってやってきたそうです。
今年の干支で縁起がいいかと思いアップしました。
ちっちゃ!
といことで、おととしの秋に行った高崎山のおさるさんも、アップします。
ボスのゾロメや、女帝のミルサーがどうしたのか?人間の週刊誌でも話題になったおもしろいおさるさんたち。写真は違いますが、最近はシャーロットちゃんが人気だそうです。
干支のおさるさんにあやかって、みなさんにとってもおもしろく楽しい一年になりますように。
1月6日ドルチェ・アーティストサロンでフィリップ・ベルノルド先生の、マスタークラスを聴講してきました。
パリ高等音楽院、フルート科と室内楽の教授、数々の賞を受賞され、最近では指揮者としても活躍されています。
曲目はタファネルのミニョンファンタジー、同じくタファネルの「魔弾の射手」最後がライネッケの「フルートコンチェルト」
曲のことも取り上げられましたが、公開レッスンですので、みんなに応用できるような基礎的なことを多くお伝えしたいと思っていますとことわって、始められました。
なので、ここでも共通して使えそうなことをご紹介したいと思います。
イメージとパッション
どの曲も、その曲のイメージ、何を伝えたいと思って書かれたのか?意味を考え、イメージをしっかりと掴んで、そのパッションをもってはじめることが大切だと言っておられました。
たとえば、ミニョンなら、始まりは明るく、激しい感じ、魔弾は悲劇の始まりのような感じ、ライネッケなら、ピアノの重厚な音の後、少し何かに驚いたような感じで入り、レスタティーボ(ストーリーの本題ではなく、繋ぎや説明に用いられる独唱のような箇所)のような感じで、本題は28小節目から始まる。というような具合です。
そして始まりは、前に弾いていたピアノのエネルギーを取るような感じで始めましょう。
ブレスの取り方。
フレーズをあまりブツブツ区切りすぎないで、音楽的で適切なところでとりましょう。
魔弾やミニョンの導入部のように動きがあるところで、息が続かないという時は、タファネル&ゴーベールの1課の練習を2段続けてノーブレスでスラーで吹くような練習をしするのがいいでしょう。
歩きながら練習することもいいです。
そして、ブレスはそのフレーズが激しく早く動いているときは短く素早く取る、ゆったりとしたところでは拍に合わせて吹くなど、場所によってキャラクターが変化しているようにブレスも変えて取ることが必要です。
それから、初めのカデンツァの下りなどは、音量を変えたり、早さをゆっくりから早くまたゆっくりとすることで、息のコントロールができます。フェルマータも、場所によってはそんなに長くしなくてもいいところもあります。
ビブラート
ビブラートは、1920年モイーズの頃はずっと掛け続けるのが当たり前でした。こんなふうにと、すべての音にビブラートをかけて吹かれました。しかし、今はノンビブラートで吹くことを試してください。
ミニョンの30小節目からや60小節目からのメロディ、魔弾のアダージョなどを、ビブラート無しで吹いてみましょう。
ピアノは、ビブラートがつけられない楽器です。それでも素晴らしい音楽ができます。
バロック時代にはビブラートはありませんでした。ブラームスの曲もビブラート無しで素晴らしい演奏を聞いたことがあります。
ビブラートを全くかけないでと言っているのではありません。
フルートを習い始めた子どもは、全部ノンビブラートこんな感じ・・・と実演されました。棒吹き。
次は、成長してビブラートをかけることを覚えた時はこんな感じ・・・全ての音にビブラートをかけて、やはり棒吹き。
どちらも同じです。
大切なことはできるだけシンプルな音楽を作ることです。シンプルなものが、人の心を打ちます。
試してみてください。
ビブラートは管の中にあるとも言われました。
タンギング
タンギングは、tu du di など言われていますが、歯の間から舌を出し、唇の裏側でします。
練習するときには、こんなふうではなく(同じ調子で強く機械のように吹いて)、スラーとスタカート2つずつくくりながらスケールを吹いて、こんなふうに練習しましょう。
初めのようなタンギングは、曲の中では使えません。使えるようなタンギングを練習しましょう。
ミニョンの135小節目からのタンギングは、これは18世紀のゲーテの物語ですが、19世紀のトマがリメイクした物語です。あまり神経質にならず、軽快なタンギングで演奏しましょう。
ライネッケの210小節目のスラーの間のタンギングは、こんなかんじでと、田園の有名なフレーズを吹かれました。
アーティキュレーション
正確に、メトロノームでゆっくりから初めてください。
魔弾の70小節目。ライネッケの105小節目からなどの、アーティキュレーションは正確にそして、キラキラした感じで。
インターバル
何度も先生がインターバルと言われていたのですが、なんとなくわかったような気がするのですが、後で調べてみました。
インターバルというのは、英語では 間、へだたり、とか、幕間、休憩時間などと訳されます。
音楽用語でいうと、音と音の間の音程。音の差、距離、幅、関係。1度とか、2度とかいうことを言います。
インターバルを味わって演奏しましょう。という言い方をされました。
例えば、ミニョンの冒頭、中音Cのアウフタクトから高音のGに行く時、
29小節目の最後の8分音符二つ、Bから高音のDに飛ぶとき、大切に味わって、少し控えめのPから、クレッシェンドして次の音を出す。
ライネッケの29小節目のG#からC#、A#からF#、174小節目のC#からF# 175小節目F#からH、176小節目A#からF#など、ライネッケの場合はインターバルごとにだんだん高揚してくる感じ。
ロマン派の特徴です。
ライネッケの199小節目のEのオクターブは大きなインターバルです。fを書きましょう。
少し息の圧力を上げるとインターバルのあるときのレガートが演奏できる。といことも言われていました。
スケール
スケールの上行形では、息の勢いを頂点に向かって上げていく、下りはゆっくりしていく。
例えば、魔弾の185小節目の上りから、186小節目の下りのようなところです。
その他
メロディを歌ってみること、イメージトレーニングも大切。
コンチェルトはピアノ伴奏ではなくオーケストラなのでPと書いてあっても、そんなにPにはできません。聞こえなくなってしまいますから。
音に芯を作りすぎると音程が犠牲になるので、気をつけて。
ミニョンの111小節目のロングトーンは、クレッシェンドで終わってもいいと思います。長いし、そのほうが楽だし、オペラの感じがするので。
感想
文章にしてみると淡々としているように感じられるかもしれませんが、あちこち動いたり、指揮をしたり、オペラ歌手を演じてみたり、座ったり立ったり、とてもアグレッシブなマスタークラスでした。
音楽は伝えること。伝えることに先生の喜びと情熱を感じました。
また、通訳のJYさんはお弟子さんなので、実際に言葉にされていることの、本質、意味をわかって噛み砕いて通訳されていたので、とてもわかりやすかったです。素晴らしかった。彼女にも拍手を送りたいと思います。
今日は、夕方から梅田ドルチェ楽器でフィリップ・ベルノルドのマスタークラスを聴講しました。
早くにチケットを買っていく気にしていたら、暮れにデュオを組んだIさんのお弟子さんのSさんが受講生で出られるということで、一緒に聴きに行くことにしました。
といっても私は、リペアを5時からお願いしていたので、別々に行って現地集合。
5時に楽器屋さんに行くと、パウエル19.5Kの中古が出ていて、Yさんに「いかがですか?」と言われて思わず試奏。
「いいなぁ!」と思ったけれど、今持っている14Kの頭部管が結構気に入っているので、胴体を14Kにつけたら、いいのはいいですが、少し軽い気がします。19.5K同士なら素晴らしいのに。
「じゃあ、」と。14Kの胴体を持ってこられて、吹いてみると、イイのはイイのですが、音が浮いているような気がします。頭部管との相性があるのかもしれません。
吹いていると、今日の通訳でもあり素晴らしいフルーティストでもあるJ・Yさんも来られて、「19.5いいですね。もう、しはったら?」とか言われるし・・・気持ちが揺れました。、
「今日誕生日だから、誕生日割引とか、あったらなぁ。」と馬鹿をいいながら。
I先生に指導を受けてから、音色も変わったし、自分がまた変わるかもしれません。変わっている途中とも言えるので、少し好みも変わるかもしれまん。もう少しこれぞというものが出てからでも遅くない気がして、今回は見送り。
9階のマスタークラスに。
中味はとってもおもしろかったですが、今日は遅くなってしまったので、またあした。
「二人目が終わった休憩で、楽器を取りに降りてきてください。」とYさんに言われていたのですが、一人目が終わった時に「5分休憩させてください。」
と言われて、Yさんに聞いたら「次あるかどうかわからないので、降りてください。」
慌てて降りて行くと店員のYさんが、「できてますよ。」と出してくれました。
「試しますね。」と頭部管をつないでみると、「あれ?!なんかすっぽり入る。」吹いてみると調整はばっちり!でも、何か違和感。
楽器をよく見ると、やっぱり違います。
「この頭部管ちがうわ。」14Kですが、シールが貼ってあります。
ドルチェさんの新品!
「あ!すいません。」とYさんに電話。9階から3階まで、飛んで降りてきて「すみません!」
ショーウィンドウをさっと開けて、たくさん並んでいる楽器のうちから「こっちでした!」
私の頭部管!
よかった~!会えて。気に入っているんですこれは。胴はちょっとなんですが。
「始まってるよ~。」
「すみません。エレベーター押しときますので。」とYさんは9階まで取って返して階段を上がって行きました。若い!
私はエレベーターを待って上がったら、もう、はじまっていて、ちょっと残念なでした。
帰りはIさんと喋りながら淀屋橋まで歩いたら、市庁舎はイルミネーションがきれい。
土佐堀沿いもきれい。
中央公会堂のライトアップの前には、
白いリムジン!何かのイベントかなぁ。写真を獲って、私たちに手を振って乗っていってしまいました。
誕生日だとIさんに言ったら、開いていたコンビニでさっとプレゼントを買ってくれました。
かわいい(•'╻'• ۶)۶
Iさんありがとうございます。
夫、仕事初めの今日は、暖かったです。
私は朝から、洗濯、掃除を済ませ、練習です。
といっても全く吹かなかったのは一日だけですが、切れ切れでまとまった時間は取れていなかったので、実は吹きたくてウズウズしていました。
ロングトーンと、スケールの後は、パガニーニのCaprise No23
元はバイオリンの曲なので、スケールの配列、跳躍の幅、アルペジオの幅がフルートよりも広めなので、ぼけた唇の目を覚まさせるには丁度いいのです。
それからケーラーのSix Prelude Op.122ⅠとⅡの12曲。
これは、1765年ドレスデン生れの作曲家で作曲のほとんどはフルートの曲なので、一般的にはあまり知られていませんがフルート吹きにとっては、とても大切な作曲家です。
教則本や、小さな楽しい曲をたくさん残しました。この曲集も大曲ではありませんが、いい曲が揃っています。ベートーベンの5歳上、古典派的な作品とロマン派的な作品が混じっているような感じです。ちょっとベートーベンのようなところもあります。
最後にボルヌのカルメンファンタジー。これをやると血が駆け巡ります。
リハビリ終了。今年も気合入れてがんばりましょう!
4日、仕事初めの今日。新大阪。
リュックの次男の目の前には、たくさんの人。
みんなが待っているのは・・・。
エヴァ号。
本物です。エヴァンゲリオン。1号車は、体験展示コーナーがあるそうです。
私もエヴァ全部見ましたよ。映画は見ていないけれど。
「写真を撮る方は黄色い線まで下がってください」というアナウンスの中。みんなバシャバシャとっていました。
次男と夫も。私もお付き合い。
さて、これに乗って次男は福山です。明日から3学期。
寂しくなりますが、息子には好きなことを追求して欲しいです。
さて、今年はまだ初詣に行けていませんでした。実家にいると、父を連れて母が初詣は良いというので近所を散歩。
でも、いつもやっていることをやらないでいると、何か落ち着きません。
ようやく帰りに二人で海住山寺に行きました。
740年 2年余りの遷都。完成しなかった恭仁京を守るお寺。
一度焼失し、鎌倉時代再建されました。
国宝の五重塔は、日本で二番目に小さい五重塔だそうです。
かっぱ?山門の瓦。左の瓦は目からシダが生えています。
正式には補陀洛山海住山寺。
補陀洛山は、仏教の中の、人間苦、人生苦あらゆる対立を解決した観音の浄土の世界のことだそうです。貞慶上人が名づけたそうです。
下界に見えるのがみかの原。
木津川が光って見えます。
おみくじを引くと、「吉」
石は埋もれていて磨かなければ光らない。
修行することが大切だとありました。
いい言葉をいただきました。