ひろの映画見たまま

映画にワクワク

ウディアレンの「恋のロンドン狂騒曲」、アイロニカルな映画です。

2012-12-10 17:46:08 | アメリカ映画
おススメ度 ☆☆☆

今年は、ウディアレンの作品が続けて公開されました。

この映画は「ミッドナイトインパリ」の前の作品です。

非常にわかりやすくテンポもいいのでつい見入ってしまいます。

アレンの手管は、なかなかのものです。

今回は、死の恐怖から若返りに勤め、若い女性と結婚してしまう男性とその妻、その娘、娘の旦那が登場。それぞれが恋をするそれこそ「恋の狂騒曲」です。

老夫婦の話がメインなのも、アレンが年老いた証拠。大体が自らの体験をないまぜて面白おかしく作品にしている。

それにしても、アンソニーホプキンスが、年老いて、若返ろうと努力しながらも、バイアグラを飲んだり、ばくち場で金をむしり取られたり、老年の哀れさを演じています。果ては、女に男ができことの最中に出くわしかえって、男に殴られ、体を痛めてしまうなさけなさ。まあ、こんな役良く受けたものだ。

同じ恋ならもっと若い子がいいな。

若い子も出てくる。娘の旦那が、アパートの向かいに住む女の着替えを目撃、それから、あとのことが気にかかり、出会うが、相手は婚約中、間もなく結婚というあやふやな時期。そんな彼も得意の小説で有頂天にはなっていられない出来事が。

のように、それぞれが、いい思いをしながら破局へと進む、恋の顛末。まあ、アレンの描くしゃべくりに堪能する映画だ。

コメント
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