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韓国映画「高地戦」、朝鮮戦争末期の攻防戦!

2012-12-13 17:03:30 | 韓国映画
おススメ度 ☆☆☆

朝鮮戦争末期の1953年、韓国と北朝鮮が死闘を重ねた高地があった。

停戦交渉が長引き、その間も重要な戦線のため、とりつ、とられつの攻防戦が続いていた。その膠着状態の中で、味方の将校の射殺事件があり、その調査を命じられたウンピョ。

いまだ交戦状態にあるとされる北と南、今日もミサイル発射で追い越された韓国のメンツも大変なものがあるが、当時は、中国とアメリカの参戦もあって、民族同士、ひいては親族とも戦わねばならない朝鮮の悲劇。

この映画は、韓国でしか描きえない物語だ。最近の韓国映画の進歩は目覚ましく、この映画も7億円の製作費で、戦闘場面を実に大掛かりでリアルに描いている。

一方で、登場人物も多彩なキャラで、それぞれ生かされた演出。

戦争の醜さを徹底的に暴き出します。

ましてや、停戦で喜んだ人たちに下された進軍命令。それは、命拾いをしたはずの人たちが再び命を賭けるそんなむごい戦いだ。

勝利する戦争でない戦争、一方、敵軍も描かれ、少女狙撃兵がいたりして、えぐい。

現実は、徴兵制度で、男は一度は軍隊に行かねばならない韓国。日本の青年たちとは大違いだ。そんな背景を想うとずしりとくる。
コメント (1)
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