おススメ度 ☆☆☆
想田監督自ら観察映画という「ドキュメンタリー」だ。音楽やナレーションがない、日常を追いかける映像だ。
今回は、猫を飼い続ける介護タクシー運転手。妻は介護ヘルパーを派遣するNPOを経営し自らも介護をしている。
妻が週に一度介護のため訪れる91歳の老人がいる。
この老人がもと軍人で、その回想が絡まって、標題の「平和」となった。
ただ語るだけで、戦のむなしさ、すなわち平和の尊さを浮き彫りにする。
一方、NPOは、赤字で日本の介護行政の貧困が浮き彫りになる。
運転手が飼いならしている猫たちは、近所の行き所を失った猫どもだが、入れ代わり立ち代わる。そこには、生と死、強者と弱者がいる。
これらを淡々と描くことで、問題を浮き彫りにする想田論法は健在だ。
想田監督自ら観察映画という「ドキュメンタリー」だ。音楽やナレーションがない、日常を追いかける映像だ。
今回は、猫を飼い続ける介護タクシー運転手。妻は介護ヘルパーを派遣するNPOを経営し自らも介護をしている。
妻が週に一度介護のため訪れる91歳の老人がいる。
この老人がもと軍人で、その回想が絡まって、標題の「平和」となった。
ただ語るだけで、戦のむなしさ、すなわち平和の尊さを浮き彫りにする。
一方、NPOは、赤字で日本の介護行政の貧困が浮き彫りになる。
運転手が飼いならしている猫たちは、近所の行き所を失った猫どもだが、入れ代わり立ち代わる。そこには、生と死、強者と弱者がいる。
これらを淡々と描くことで、問題を浮き彫りにする想田論法は健在だ。