1962年作品。
喜劇と銘打っているが、シリアスドラマ。
老人がうんざりでてくる老人映画だ。
浅草のレコード屋で知り合った二人のお婆ちゃん。最初は生きのいいことを言っていたが、結局二人は、死すら考えていたのだ。
一方、その一人北林谷栄の演じるおばあちゃんは、老人ホームから家出していた。
その老人ホームでの日常が描かれ、二つの物語が巧みに絡まって、老人問題の深刻さを暴いていく。水木洋子シナリオ、今井正監督の社会派ドラマだ。
中で、芸達者の面々がそれぞれのエピソードを巧みに演じており、皮肉交じりの喜劇となっている。
この老人問題は今もさらに深刻になっているが、問題の本質をついて鋭い。
でも、北林と都蝶々のふたりのコンビは最高に面白く、彼女たちは、41歳と50歳という若年齢で老け役を見事に演じている。
喜劇というより社会派ドラマとして胸を打つ場面満載だ。
喜劇と銘打っているが、シリアスドラマ。
老人がうんざりでてくる老人映画だ。
浅草のレコード屋で知り合った二人のお婆ちゃん。最初は生きのいいことを言っていたが、結局二人は、死すら考えていたのだ。
一方、その一人北林谷栄の演じるおばあちゃんは、老人ホームから家出していた。
その老人ホームでの日常が描かれ、二つの物語が巧みに絡まって、老人問題の深刻さを暴いていく。水木洋子シナリオ、今井正監督の社会派ドラマだ。
中で、芸達者の面々がそれぞれのエピソードを巧みに演じており、皮肉交じりの喜劇となっている。
この老人問題は今もさらに深刻になっているが、問題の本質をついて鋭い。
でも、北林と都蝶々のふたりのコンビは最高に面白く、彼女たちは、41歳と50歳という若年齢で老け役を見事に演じている。
喜劇というより社会派ドラマとして胸を打つ場面満載だ。