ひろの映画見たまま

映画にワクワク

「ホーリー・モーターズ」、11人の役に挑むドニ・ラヴァンの演技に圧倒されます

2013-06-04 18:37:05 | フランス映画
おススメ度 ☆☆☆☆
    変わった映画好き ☆☆☆☆☆

とにかく一筋縄ではいかないこの映画、見るのに覚悟が要ります。

いや、見ているうちに引き込まれるか、それはあなた次第です。

映画の宣伝は、「レオス・カラックス、13年ぶり衝撃の最新作」です。

冒頭、監督自身が、手に入れた鍵でドアを開けると顔のない観客のいる劇場へ。

で、物語は、一人の中年の男。

白いリムジンに乗ってパリを駆け巡ります。

早速運転手(女性)と今日の予定について話します。まず、指令の冊子が。

それから、10人の役柄を演じていきます。

そして、富豪の銀行家、またある時は殺人者、物乞いの老女、怪人メルド、そして父親、更には死を迎える老人に扮して、それぞれの物語を演じます。

そこには、恋あり、殺し殺されあり、ミュージカル有、廃墟の百貨店ありと意表を突かれっぱなしです。

途中には、アコーデオンを弾く主人公とそれに調和するミュージシャン。このシーンは、音楽もよく印象に残るシーンです。

語られるセリフは重く、生と死と、恋と、根源の問題を語ります。

まあ、意表突かれっぱなしで、参りました。

ラストの「ホーリーモータース」のおちはちょっと肩すかしでした。

コメント
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