おススメ度 ☆☆
ミステリーファン ☆☆☆
第9回「このミステリーがすごい!」大賞に輝いた、乾緑郎の小説の映画化。
監督は、ホラー映画の俊才黒沢清。
一年前、自殺未遂でこん睡状態になった漫画家。<センシング>と呼ばれる眠り続ける患者と意思疎通ができる手法を用い、彼女と接触する幼馴染の恋人。
映画全体が、この意識下の接触をテーマとしているため、不気味な死んだような人間がたくさん出てくる。黒沢監督特有のホラー感満載だ。
ただ、後半、ガラッと雰囲気が変わって、こちらは二人が幼いころ住んでいた僻地の島が舞台となり、タイトルの恐竜が出てくる。
ただ、陸上の廃屋にも恐竜は出てくるので、やはり意識下の物語だ。
全体に、人物が目が動かなかったり、この世の人ではないような描写なので全体にうつろな雰囲気だ。
意識下の世界なので、映画的といえば映画的だが、リアルの題名とは裏腹に現実感に乏しく、主人公二人の恋愛話としても、なかなか入り込めない。
ただ、交差する物語の展開は、どうなるかと興味をひきつけるものではある。
途中描いている漫画がかなりグロテスクで、それが実体としてあらわれてくるので、ドキッとさせられる。
佐藤健と綾瀬はるか二大俳優を使った贅沢な作りではあるのだが。
ミステリーファン ☆☆☆
第9回「このミステリーがすごい!」大賞に輝いた、乾緑郎の小説の映画化。
監督は、ホラー映画の俊才黒沢清。
一年前、自殺未遂でこん睡状態になった漫画家。<センシング>と呼ばれる眠り続ける患者と意思疎通ができる手法を用い、彼女と接触する幼馴染の恋人。
映画全体が、この意識下の接触をテーマとしているため、不気味な死んだような人間がたくさん出てくる。黒沢監督特有のホラー感満載だ。
ただ、後半、ガラッと雰囲気が変わって、こちらは二人が幼いころ住んでいた僻地の島が舞台となり、タイトルの恐竜が出てくる。
ただ、陸上の廃屋にも恐竜は出てくるので、やはり意識下の物語だ。
全体に、人物が目が動かなかったり、この世の人ではないような描写なので全体にうつろな雰囲気だ。
意識下の世界なので、映画的といえば映画的だが、リアルの題名とは裏腹に現実感に乏しく、主人公二人の恋愛話としても、なかなか入り込めない。
ただ、交差する物語の展開は、どうなるかと興味をひきつけるものではある。
途中描いている漫画がかなりグロテスクで、それが実体としてあらわれてくるので、ドキッとさせられる。
佐藤健と綾瀬はるか二大俳優を使った贅沢な作りではあるのだが。