おススメ度 ☆☆☆☆
特に若い人には見て欲しい意味で ☆☆☆☆☆
かなりの資料を丹念に調べて書き上げた百田尚樹の原作。これパクリだとの批評もありますが、それだけ、現実に即した映画です。
祖母が死んだことから、姉弟の祖父が実際の祖父ではなかったという話で、フリーライターの姉とともに、その真実を訪ね歩きます。
姉弟の祖父は、特攻隊で戦死していました。
だが、最初聞いて歩いた評判は、「臆病者」の一点張り。だが、それは、遺された妻と子に対する「生きて帰る」という誓いの裏返しだったのです。
そして、戦死した祖父の戦時中の物語が語られます。彼は一級の戦闘士で、数々の武勲をたてている英雄でした。
しかし、その英雄がなぜ、死を賭した特高を選んだのかが次の課題です。
実は、彼は、特攻に旅立つ若者たちの教育者だったのです。
自分が教えていることで、次々と死にゆく若者。その姿を身近で接した彼は、じょじょに自らのしていることに疑問をはさんでいったのだということでした。
安倍総理が靖国参拝で、各国から非難を浴びている現状。こんな現状だからこそ、もう一度戦争というものの恐ろしさを体感してもらえるいい機会だと思います。
途中、特攻はテロと一緒という、若者の意見が出てきます。表面的にはそうかもしれませんが、特攻で散った人たちの心情を顧みるいい機会だと思います。
戦闘場面も、最近の画像処理の巧みさとそれなりに金をかけたいい作品になっています。
特攻で死ぬ祖父の若かりし頃を演じる岡田准一をはじめ、いい役者がそろって映画を引き締めています。今更ながら、夏八木氏を亡くしたのは残念です。
特に若い人には見て欲しい意味で ☆☆☆☆☆
かなりの資料を丹念に調べて書き上げた百田尚樹の原作。これパクリだとの批評もありますが、それだけ、現実に即した映画です。
祖母が死んだことから、姉弟の祖父が実際の祖父ではなかったという話で、フリーライターの姉とともに、その真実を訪ね歩きます。
姉弟の祖父は、特攻隊で戦死していました。
だが、最初聞いて歩いた評判は、「臆病者」の一点張り。だが、それは、遺された妻と子に対する「生きて帰る」という誓いの裏返しだったのです。
そして、戦死した祖父の戦時中の物語が語られます。彼は一級の戦闘士で、数々の武勲をたてている英雄でした。
しかし、その英雄がなぜ、死を賭した特高を選んだのかが次の課題です。
実は、彼は、特攻に旅立つ若者たちの教育者だったのです。
自分が教えていることで、次々と死にゆく若者。その姿を身近で接した彼は、じょじょに自らのしていることに疑問をはさんでいったのだということでした。
安倍総理が靖国参拝で、各国から非難を浴びている現状。こんな現状だからこそ、もう一度戦争というものの恐ろしさを体感してもらえるいい機会だと思います。
途中、特攻はテロと一緒という、若者の意見が出てきます。表面的にはそうかもしれませんが、特攻で散った人たちの心情を顧みるいい機会だと思います。
戦闘場面も、最近の画像処理の巧みさとそれなりに金をかけたいい作品になっています。
特攻で死ぬ祖父の若かりし頃を演じる岡田准一をはじめ、いい役者がそろって映画を引き締めています。今更ながら、夏八木氏を亡くしたのは残念です。