ひろの映画見たまま

映画にワクワク

「殺人の告白」、時効が過ぎて名乗り出た殺人犯

2013-12-10 17:13:05 | 韓国映画
おススメ度 ☆☆☆

     韓国映画、アクション映画好き ☆☆☆☆

韓国にまた新しい監督が誕生した。

この映画は、観客を欺く仕掛けがいっぱい。

ちょっと、展開が分かり難い部分もあるが、アクションシーンの素晴らしさは、群を抜く。(ただちょっと長い)

冒頭、犯人と刑事が一体となって居酒屋へ飛び込むシーンから、女店主を人質に取り、その後は、逃げまくる犯人を追いかけ、逆に犯人に囚われ、ほほを斬られるまで、息もつかせぬテンポで進む。香港や韓国映画でよくあるシーンだが、何せ迫力はある。

映画の途中、犯人とのカーチェイスで、車の上に乗ってのアクションシーンは出色。車も何台壊されるか。

そしてラスト、再び追っかけとアクションシーン。

全体に暗いイメージで、更に手持ちカメラでの動きがあるのでややみずらい。

映画の宣伝では、イケメンの犯人が時効後、犯人を名乗り出て、手記を書き、ベストセラーになるという話がクローズアップされるが、話はもう少し複雑。

二転三転のラストに唖然。

それにしても、時効をここまで問題にするのは、韓国なりの事情があるのか?

殺人に対する憎悪は激しく、刑だけでは不足だと殺人に走る被害者集団。

イ・ドゥソク(自分が犯人だと名乗り出た男)に扮するパク・シフ/(15年前の連続殺人犯を逃がした刑事チェ・ヒョング)に扮するチョン・ジェヨン

二人の好演が映画を引き締めている。特にチョン・ジェヨンのいかれた刑事ぶりはすごい。

韓国では、連続殺人事件が有名。「殺意の追憶」でも取り上げられている。

日本では、「藁の楯」がちょっと似ているが、もっとドロドロしている。

ただ、今回、コメディタッチは控えめだ。

    
コメント
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